▲写真は挨拶する山﨑会長、水永正憲氏、会合の模様
県北地域の今後の人材育成のあり方を考える第5回「ひむか人材育成協議会」の会合が11月11日に延岡市内で開かれた。会議には、協議会を構成するキャリア教育支援センターや県北地区の各建設業協会、高等学校の代表者らが多数出席し、今後の人材育成に向けた取り組みなどについて活発に意見を交わした。
協議会は学校と家庭、地域、企業をつなぎ、小中高を通じた子ども達のキャリア教育を支援するキャリア教育支援センターと、県北地区の建設業協会及び高等学校の関係者が一堂に会し、若手人材の育成・確保に向けた各者の取り組みに関する成果と課題、情報を共有することを目的に開催されたもの。
宮崎県キャリア教育支援センターの水永正憲トータルコーディネーターはこういった会合の趣旨を説明し、「産業界や各学校のそれぞれの取り組みを紹介していただき、忌憚の無い意見交換をお願いしたい」と述べた。
一般社団法人宮崎県建設業協会及び延岡地区建設業協会の山﨑司会長は、少子高齢化や従事者の高齢化に伴い、担い手の確保が急務となっている建設産業で、週休2日をはじめとする働き方改革に伴う職場環境の改善が進められていることを説明。
山﨑会長は、「協議会で共有してきたこれまでの成果と課題を踏まえ、活動をさらに前進させていきたい」と話し、新3Kの実現に向けた取り組みや建設業の魅力を発信するなどして、若手人材の確保・育成に努めていく考えを示した。
会合では、日向・延岡・高千穂の各地区建設業協会と各校の担当者がそれぞれの取り組みを説明。建設業協会は、出前授業や現場見学会、インターンシップ、地域貢献活動を通じて、業界の魅力を発信していることを説明した。高校からは、進路状況や就職先、出前授業やインターンシップの成果などが報告された。