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県内中学生にリーフレット配布 宮崎建協青年部連合会

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▲写真は高鍋中生徒と竹尾委員長

 宮崎県建設業協会青年部連合会(児玉昌也部会長)は、若年層に建設業の魅力や役割を知ってもらうためのプロモーション動画とリーフレットを作成した。プロモーション動画は各地区で開く出前講座等で活用し、リーフレットは県下の全中学生に配布する。建設業に対する興味や理解を促進し、ひいては建設業への入職促進につなげる。

 少子高齢化を背景とした若年層の建設業離れや現従事者の高齢化に伴い、中長期的な担い手の確保及び育成が建設業の喫緊の課題となっている。このため、青年部連合会は昨年8月、各支部の青年部長で組織する魅力発信事業委員会と広報委員会をそれぞれ設置。各委員会で協議を重ね、プロモーション動画とリーフレットを完成させた。

 プロモーション動画では、建設現場で専門分野のスペシャリストがチームを組んで仕事をしていることを解説し、橋梁工事を例に基礎や型枠大工、鉄筋、左官等の役割を説明。また、テクノロジーが発達した近未来で、パワードスーツを身に纏ったキャラクターが活躍する模様を描き、「私達と一緒に建設業で働こう」とまとめている。

 一方、「若き土木の創造者となれ。」と題したリーフレットでは、道路や橋梁、ダム、河川、港湾等の社会インフラを整備することが土木であることを説明。一人前の土木技術者になるためのステップや県内の主要な土木構造物を紹介し、創造したモノが未来に残り、多くの人達に利用されることが建設業の最大の魅力と説明している。

 準備した約3万部のリーフレットは、今月1日を以て県内の各中学校に発送するとともに、広報委員が各地区の代表校を訪ね、学校関係者や生徒に手渡している。6日には、竹尾英樹委員長らが高鍋町立高鍋東中学校を訪ね、生徒会の役員にリーフレットを手渡すとともに、リーフレットの内容や建設業の魅力をPRした=写真。

 竹尾委員長は、地域の建設業が社会インフラの整備や維持管理だけでなく、災害時の緊急対応といった重要な役割を担っていることを生徒に説明した。作成したリーフレットに関して竹尾委員長は、「若いうちから建設業に少しでも興味を持ってもらい、明日の建設業を支える若者の入職促進につなげていきたい」と意気込みを語った。