▲写真は作業の模様、作業の参加者
宮崎県県土整備部の技術系OB職員でつくる全建緑陽会(濱田良和会長)は11月1日、西都市の国道219号春田バイパスで2019年度のボランティア美化活動を実施した。作業には西都市の庭師二十日会(竹内勝彦会長)のメンバーを含む約30人が参加。08~09年度に植樹した桜の木の手入れに汗を流した。
全建緑陽会は、本県の建設技術向上や事業推進等に資することを目的に設立された団体。県内各地で除草や清掃、道路・河川美化、植樹等のボランティアを展開しているほか、昨年度には宮崎県の「災害復旧エキスパート制度」の活動団体に認定され、これまでに宮崎市高岡町や高鍋町、椎葉村等の災害復旧を支援した。
作業当日、全建緑陽会の会員と西都市内の造園関係者で組織する庭師二十日会の会員が、東九州自動車道・西都インターチェンジ付近の春田バイパス内に設けられた駐車帯に集合。庭師二十日会の指導と協力のもと、しだれ桜の剪定や傾いた支柱の修繕、施肥に協力して取り組んだほか、周辺のゴミ拾いに汗を流した。
ボランティア部会の榎木惠一部会長は、「宮崎県の建設行政に携わってきた者として、これまでの経験や知識を生かした活動が、本県の道路環境の向上や地域貢献につながれば嬉しい」と話すとともに、「地元の方々と協力して植樹や手入れをした桜が満開になり、地域の新たな名所になってくれれば」と期待を込めた。