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アシストユウなど3社が受賞 宮崎中小企業大賞

 県内産業の振興や地域経済の活性化に寄与した中小企業を表彰する「宮崎中小企業大賞」の表彰式が、10月21日に宮崎県庁で執り行われた。表彰式では、今年度の大賞を受賞した株式会社アシストユウ(宮崎市)、ツカサ電工株式会社(都城市)、ヤマエ食品工業株式会社(都城市)の3社に河野俊嗣知事が表彰状と記念品を贈った。

 宮崎中小企業大賞は、県内事業所の大部分を占める中小企業のうち、産業振興や地域経済の活性化に特に寄与している企業を表彰するもの。県内企業に対する県民の理解を深めるとともに、優れた取り組みを広く紹介することで本県経済の活性化を図ることなどを目的に、2007年度に創設された。これまでに41社が受賞している。

 選考では、オンリーワンの製品や技術で産業を支える「オンリーワンの視点」、新技術・新製品の開発等で製菓を上げている「新技術・新分野進出の視点」、地域資源及び特性等を活用した商品開発や事業活動、多様な人材の活用等で成果を上げた「地方創生・働き方改革の視点」で審査を行い、候補企業の中から大賞を決定した。

 コンピュータシステムの販売・指導・コンサルタント等を手掛けるアシストユウ(小幡百合子代表取締役社長)は、建設現場等でも活用されている移動式ネットワークカメラ「モニタリングミックス」を開発。簡単操作や高耐久性、無線LANで接続できるといった、他にはないオンリーワンの製品を作りあげたことが高く評価された。

 一方で、モニタリングミックスの開発の際には、製造ノウハウを有する他社と連携するなど、他社との連携を生かしながら新分野に挑戦する姿勢も「他の企業の模範になる」として評価。現在もAI人工知能カメラ等の研究開発に注力し、海外にも積極的に進出して売り上げを伸ばすなど、同社の今後の成長に期待を寄せた。