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ゼロ災害達成へ基本行動の積み重ねを 岡﨑組と勝盛会

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▲写真は挨拶する岡﨑社長、吉野会長、奉仕作業の模様

 株式会社岡﨑組(岡﨑勝信代表取締役)と協力会社でつくる勝盛会(吉野文教会長=株式会社吉野建設)は10月25日、2019年度の「安全衛生大会」を開催した。大会には岡﨑組の職員や勝盛会の会員ら多数が参加。安全講話や衛生講話、安全の誓いを通じて、更なる安全意識の高揚を図り、無事故・無災害を達成することを誓った。

 大会挨拶で吉野会長は、台風19号の被災地で建設業が復旧作業に携わっていることを踏まえ、有事の際の協力を参加者に求めた。また、深刻化する建設業界の人手不足に伴い、現場の安全衛生管理が疎かになる恐れがあることを指摘。一つひとつの基本行動の積み重ねがゼロ災害につながることを強調し、これらの実践を呼び掛けた。

 岡﨑社長は、早朝から取り組んだボランティア活動について言及。地元に愛されなければ企業は存続できず、愛されることで新たな人材の獲得にもつながることから、更なる活動の継続を呼び掛けた。他方、岡﨑組と勝盛会が互いに発展できる体制を構築していくため、建設キャリアアップシステム等の情報を共有していく考えを示した。

 現場パトロールの結果を報告した安全管理者の松本智行氏は、現場トイレの衛生対策や産廃箱の仮置表示といった改善状況を説明し、頻発するゲリラ豪雨等に伴う浸水被害を意識した対策の実践を呼び掛けた。建設キャリアアップシステムの概要等を説明した総務課の甲斐徹課長は、早めの事業所及び技能者登録を協力会社に呼び掛けた。

 大会では、宮崎南警察署交通課の仮屋健一郎氏による交通安全講話、宮崎市消防局の森馨氏による実演を交えた救命基礎講習が行われたほか、安全衛生標語で最優秀賞を受賞した池田祐真氏(岡﨑組)に記念品が贈られた。菅原大幸氏(前同)の発声に合わせて全員でスローガンを唱和し、無事故・無災害の達成へ「頑張ろう!」と三唱した。

 安全衛生大会の開催に先立ち、岡﨑組と勝盛会から多数が参加して、早朝からボランティア活動にも取り組んだ。参加者はそれぞれの班に分かれて、本社近くを流れる八重川の河川敷で雑草の除去を行うとともに、付近の道路でゴミ拾いに汗を流した。