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リラックスタウン日向の実現へ 第2次日向市総合計画案

 日向市は、平成29年度から8年間のまちづくりの指針となる「第2次日向市総合計画(元気な日向未来づくりプラン2017)」の素案をまとめた。市が目指す将来像の実現に向けて、市民と市がそれぞれの役割に応じてまちづくりを進めるための共有指針とする。素案はホームページ等に掲載し、29年1月6日まで意見を募集する。

 総合計画は、まちづくりに対する基本理念や目指す将来像を定め、その実現に向けた基本目標を示した基本構想と、基本目標ごとに推進する施策を掲げ、施策の方向性や主な指標・目標値を示した基本計画で構成する。計画期間は、基本構想が29年から36年度までの8年間、基本計画が前期・後期それぞれ4年間とする。

 基本構想では、市の目指す将来像に「海・山・人がつながり笑顔で暮らせる元気なまち~リラックスタウン日向~」を掲げた。これを実現するために▽教育文化▽健康福祉▽産業振興▽生活基盤▽社会基盤▽地域経営―の各分野毎に基本目標を設定し、関連する各種施策に取り組むこととしている。

 教育文化分野では、小・中学校の適切な維持管理や計画的な整備を行い、学校施設の長寿命化を図るほか、幅広い世代が生涯学習の充実に努められるよう、老朽化した地区公民館を計画的に整備する。健康福祉分野では、子育てと仕事の両立を支援する放課後児童クラブを拡充し、入所希望児童の受け入れなどを図る。

 産業振興分野では、農道や農業用排水路、農村地域の生産基盤の整備拡充に努めるほか、利便性の高い林道路網を整備し、林業の生産性向上などを図る。このほか、生活基盤分野では、津波避難施設や避難路等を整備し、特定避難困難地区の解消を図るとともに、河川改修工事の早期整備、災害に強い水道施設整備などに努める。