▲写真はセミナーの模様
一般社団法人宮崎県警備業協会は10月19日、宮崎市の宮崎県技能検定センターで「交通誘導警備業務2級特別講習事前セミナー」を開催した。県内各地から警備業従事者57人が参加し、交通誘導警備に必要な関係法規や基本動作等を熱心に学んだ。
交通誘導警備業務2級検定は、工事現場等で交通事故の発生を警戒・防止する業務を実施するために必要な知識と能力を問うもの。今年5月に行われた特別講習では、受講者 54人中40人(74%)が合格するなど、大きな成果を上げている。
19日に行われたセミナーでは、交通誘導業務を適切に遂行するために必要な法令等について熟練講師から説明があり、グループに分かれて交通誘導警備業務に必要な基本動作や素手による後進誘導要領、二次災害防止要領等について指導が行われた。
セミナーの受講者は、指導されたことを体に叩き込むように、一連の動作を確認しながら繰り返していた。
主任講師の歌津公博氏は「交通誘導警備員の労務単価が上昇し、安全・安心な生活への関心が高まりつつある昨今、警備会社の需要が高まってきている。人々の安全を確保するため、人員の確保を図りつつ、教育活動を通じて優秀な人材を育成するなど、業界全体で盛り上げていきたい」と話した。