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建設若人が串間に集結、絆深める 宮崎建協青年部連合会

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▲写真は挨拶する児玉部会長、河野部長、大会の模様

 宮崎県建設業協会青年部連合会(児玉昌也部会長)は10月18日、串間市内で「第33回宮崎県建設業協会青年部連合会串間大会」を開催した。大会には各地区の青年部員や来賓ら多数が参加。次代を担う建設若人が絆を深めつつ、各地で相次ぐ自然災害等を踏まえ、県民の生命及び財産を守る建設業の責務を全うしていくことを誓った。

 大会は基調講演、式典、懇親会の三部で構成。このうち基調講演では、串間市出身のシンガーソングライター・いであやかさんのミニコンサートが行われた。いでさんは、アコースティックギターやピアノの弾き語りで、多くのヒット曲を含むオリジナル曲やカバー曲を披露。強く、透き通ったいでさんの歌声に会場が酔いしれた。

 第二部の式典では、大会実行委員長を務めた串間市建設業協会青年部の畑山幸希氏が大会スローガンを発表。平成から令和に元号が変わり、新たな時代がスタートした最初の大会であること、また、新時代を担うのは青年部の若い力であることを踏まえ、「Evolution!行くど!おっどんの新時代!」としたことを紹介した。

 主催者挨拶で青年部連合会の児玉部会長は、近年の自然災害が多様化・頻発化・激甚化し、多くの尊い人命や財産が失われていることに言及。予期せぬ地震や台風、集中豪雨等の災害が発生した際に、速やかな復旧対応にあたるのは地域に密着した建設業であり、地域の守り手として建設業の果たす役割が高まっていることを強調した。

 そういった状況の中で、青年部が部員相互の交流を通じて切磋琢磨し、次代の建設業のあり方を見据えた各種活動を展開するとともに、建設業の発展のために若い力を集結し、より一層の信頼を得られるよう、柔軟な発想力と行動力で地域の活性化及び建設業の正しい理解と必要性を県民に伝える活動を展開していく考えを示した。

 主管者挨拶で串間市建設業協会青年部の河野義範部長は、建設産業の喫緊の課題である担い手の確保・育成に向けて、処遇改善や生産性向上を推し進め、建設業が魅力ある産業であることを発信する必要性を指摘。積極的な活動展開を図るためにも、「今大会を通じて部員相互の交流を図り、絆をより深いものにしたい」と語った。

 来賓を代表して、宮崎県の河野俊嗣知事、串間市の島田俊光市長、宮崎県建設業協会の山﨑司会長が挨拶。河野知事の挨拶を代読した鎌原宜文副知事は、建設産業の発展に向けた施策の推進に努めていく考えを示し、「故郷に誇りと愛着を持つ皆さんの活動が、建設業のみならず県全体の活性化に繋がっていくことを期待する」と述べた。

 島田市長は、強さとしなやかさを備えた国土及び経済社会システムを構築する国土強靱化の重要性を説き、その実現に向けて青年部の支援と協力を求めた。山﨑会長は、希望を抱ける明日の建設業を構築するため、「青年部の強い連帯意識の下で、それぞれの役割を十分に発揮し、本県建設産業の発展に尽力して欲しい」と呼び掛けた。

 式典ではこのほか、次回の大会を宮崎地区で開催することも発表された。

■絆深め、明日への英気養う

 いであやかさんのオープニングアクトで幕を開けた懇親会では、大会実行委員長の畑山氏と串間市建設業協会の河野義也会長が挨拶。河野会長は、山積する課題を乗り越え、建設業発展の原動力となるのは青年部であり、持ち前の強力なネットワークを活用し、部員相互の連携を強めつつ、活発な事業活動を展開することに期待を込めた。

 出席した多くの来賓を代表して、長峯誠参議院議員が祝辞を述べたのち、県立福島高等学校の胡桃太鼓部が勇壮な太鼓の演奏を披露し、宮崎県県土整備部の瀬戸長秀美部長の乾杯の発声で開宴した。部員らは歓談や会食、趣向を凝らした各地区対抗のアトラクションを楽しみながら、積もる話しに花を咲かせ、明日への英気を養った。