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道路照明の新技術、10月31日まで公募 国交省

 国土交通省は10月11日、道路照明の安全性の向上やメンテナンスの効率化、経済性向上などを実現する新たな技術の公募を開始した。民間企業や大学、共同企業体などからの応募を10月31日まで受け付ける。応募技術を対象に、設置手法や性能、安全性などの検証を行い、課題を抽出する。

 連続照明や局部照明、トンネル照明の全てが対象。既存技術の組み合わせや改良により容易に実現できるか、3年程度をめどに実用化を見込むまたは開発中の技術を募っている。

 国交省は現状の道路照明について▽灯具の落下、支柱ポールの倒壊リスク▽メンテナンスの生産性向上、社会的影響の低減▽設置費用や電力消費量などのより一層の削減―の3点を課題と見ている。こうした課題を解決する道路照明の開発・実装を促していく。

 また、新たな道路照明の導入に際しても、設置に適した位置や、運転者・歩行者にとってのまぶしさ、破損リスクなどの課題がある。国交省は今回公募した技術を対象に検証し、今後の技術開発に向けた基礎データを収集する。

 11月中旬をめどに選定結果を通知し、2020年2月ごろに検証結果を公表する。公募要領は国交省ホームページ(http://www.mlit.go.jp/tec/tec_fr_000061.html)からダウンロードできる。