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大規模盛土マップ、全市区町村が公表予定 国交省

 大規模盛土造成地の宅地の所有者に事前対策を促す「大規模盛土造成地マップ」を公表している市区町村が9月末時点で1326団体(全市区町村の76.2%)となったことが、国土交通省の調べで分かった。2019年度末までに全ての市区町村がマップを公表する予定だという。

 盛土面積が3000m2以上の大規模盛土造成地は、地震発生時に滑動崩落を招く恐れがあり、国交省は所有者に事前の対策工事を実施するよう促している。

 国交省は、所有者に対策を講じる必要性を認識してもらうために06年度からマップの作成を市区町村に要請。9月末までにマップを作成し、公表している市区町村は全体の76.2%まで進んだ。さらに、造成地の安全性把握の第一歩となる造成年代調査は、管内に大規模盛土造成地がある全1052市区町村で実施する予定となっている。