国土交通省九州地方整備局が整備する国道220号(東九州自動車道)日南・志布志道路のうち、これまでに測量設計や用地買収を進めていた「日南区間」が来月に着工する。10月14日に日南市文化センターで着工式を行い、関係者による式辞や鍬入れなどを行う。
東九州道の一部として整備する日南・志布志道路は、県南地域の観光の発展に寄与するとともに、木材輸送や地域の産業活動を支援し、医療施設への搬送時間短縮による救急医療活動を支援するなど、安全で円滑な高速ネットワークを形成する自動車専用道路。
九州縦貫自動車道及び九州横断自動車道とともに、九州の高速道路ネットワークを形成し、九州各地と宮崎県南地域を結ぶことで、交通混雑の緩和、輸送時間の短縮・コスト削減、沿線諸都市の交流人口の増加、大規模災害時の避難道等の効果が期待される。
今回着工する日南区間は、日南市東弁分乙~平野の延長3.2㌔。一方の志布志区間は、鹿児島県志布志市志布志町帖~志布志町志布志の延長3.7㌔。九州南部の東九州道では、今年度に油津・夏井道路(油津区間6.4㌔、串間・夏井区間14.1㌔)が事業化されている。