▲写真は挨拶する小野支部長、研修会の模様
宮崎県土木施工管理技士会日南支部と日南地区建設業協会(いずれも小野耕嗣支部長・会長)が主催する2019年度「土木施工管理技術研修会」が、9月11日に日南建設会館で開かれた。日南地区で土木工事に携わる技術者ら約60人が、安全で高品質な施工を推進するために留意すべき事項などを熱心に学んだ。
研修会で挨拶に立った小野支部長は、「仕事があっても、人手不足で引き受けることができないなどの弊害が生じている。課題の解消の為にも、業務の簡素化は必要不可欠で、協会の取り組みとして関係機関にその旨を訴えていきたい」と話すとともに、研修を通じて更なる技術の研鑽に努めるよう、参加者一同に呼び掛けた。
研修では、宮崎県日南土木事務所工務課の植村幸治課長が「19年度の予算及び主な事業」、宮崎県工事検査課の田中明生工事検査専門員が「工事検査」についてそれぞれ講演。今年度実施予定の日南志布志線や酒谷川の工事について説明を行ったほか、県発注工事の検査時の指導・助言事項を事例を交えながら紹介した。
宮崎県工事検査課の木下光行工事検査専門員と南那珂農林振興局農村整備課の内田豊光課長は、18年度の検査等に於ける主な指摘・指導事項を示し、現場での留意点や注意事項等について分かり易く解説した。参加した技術者は、今後の業務に活かそうと、講師の話す内容をメモに取りながら、熱心に聞き入っていた。