▲写真は講習の模様
一般社団法人宮崎県測量設計業協会(西田靖会長)は7月12日、延岡市の県立延岡工業高等学校で第26回「測量の日」講習会を開催した。生徒達の学習意欲及び職業観等の育成を図るため、協会が毎年開催しているもの。参加した土木科2年生40人の生徒は、建設現場における最先端の測量技術や関連知識を熱心に学んだ。
開式で挨拶した田中重男広報委員長は、プロの技士の指導の下、実習等を行ってもらうことを説明した上で「測量とは何かを学んで欲しい」と述べた。また、技術者の高齢化が進み、若者入職者が減少している業界の窮状を訴え、「測量に興味を持ってもらい、測量会社に入ってみたいと思う方が現れれば」と期待を込めた。
実習では、協会各社から参加した15人の技士が機器や測量の手順を説明。グラウンドでは、UAVによる地形測量について講習を受け、生徒達は技士の指導の下、モニターとコントローラー係に分かれて、実際にUAVを操作して測量を行った。
このほか校内では、トータルステーションや電子平板、反射鏡を使って実測を行った。参加した生徒は、最先端の測量技術に興味を示しながら、正しい測量の手法や機器の使用方法などを熱心に学んだ。
実習を終えた生徒は、「ドローンの操作は初めてで距離感が難しかったが楽しかった。ドローンに興味を持った」「最新の技術を教えていただき、授業では習わないので良い体験になった」などと感想を述べた。
参加協会員は次のとおり(順不同)=▽アップス▽ケイディエム▽島田設計コンサルタント▽山新コンサルタント▽ミヤキョウ▽東九州コンサルタント▽山藤測量設計コンサルタント▽南州コンサルタント▽日向測量設計▽エースコンサルタント▽太陽技術コンサルタント▽新産測量設計コンサルタント▽第一テクノコンサルタンツ。