11月18日は「土木の日」。道路及び河川など社会資本整備の意義と重要性を認識してもらうとともに、土木技術及び土木事業に対する理解を深めてもらうことを目的として、全国各地で土木に関するイベントが催されている。宮崎県内に於いては、県内各地区の小学校に於いて、土木に関する出前講座や重機への試乗、測量機器を用いた実習等のふれあい体験のほか、県内建設関連団体による校内の奉仕作業が実施されている。
■肌で感じとる「土木の仕事」
串間地区の土木の日イベントは11月22日、串間市立有明小学校で開催された。同校の5・6年生21人を対象に行われた出前講座では、土木工事の仕事内容や構造物の役割、土砂災害から命を守るための方法について、串間土木事務所の担当者が説明。いざという時に備えようと、生徒達は講師の話に興味深く聞き入っていた。
その後、屋外で土木とのふれあい体験を実施。生徒達は3班に別れ、串間市建設業協会の会員企業が開いた測量機器の体験教室や重機の試乗体験に参加した。同校の児童は、初めて間近で触れる機器や重機に興味を示し、土木の仕事の作業に肌で触れ、土木のおもしろさや大切さを学んでいた。
このほか校内では、串間市建設業協会の主導で体育館連絡通路の整備ボランティアが行われ、参加した会員達が熱心に作業に汗を流していた。
開会式で挨拶に立った寺田正智校長は「私たちの生活は様々な仕事で成り立っている。本日はその中でもなじみの深い土木の仕事について肌で感じ取れるよい機会。土木の仕事とは何かをしっかりと学び、今後に活かして欲しい」と述べた。
▽参加団体=串間土木事務所、串間市建設業協会。