▲写真は挨拶する河野会長、大会の模様
西都地区建設業協会(河野孝文会長)は6月24日、西都建設会館で2019年度の「建設業安全衛生推進大会」を開催した。大会には会員企業の代表や技術者らが多数参加。安全講話等の大会プログラムを通じて、安全意識の更なる高揚を図った。
挨拶で河野会長は、安全管理や啓発活動等に対する意識を高く持っているにも関わらず、ちょっとした不注意で労働災害が生じてしまうことを強調。「こういったことがないような現場づくりに努めて欲しい」と述べ、安全管理と安全意識の重要性を説いた。
このほか河野会長は、インフラの整備や維持管理、災害対応等を通じて、建設業が地域の安全・安心を守っていることを説明。建設業の果たす役割を踏まえ、「本日の内容を自社に持ち帰り、学んだことを安全対策や防災対策に取り入れて」と呼び掛けた。
来賓として招かれた宮崎労働基準監督署の福山栄隆署長は、県内の労働災害の発生状況を説明し、「災害ゼロを目指すためには、災害に繋がる危険をゼロにする必要がある」と述べ、大会を機に「安全パトロール等を通じて安全意識を高めて」などと話した。
宮崎県西都土木事務所河川砂防課の平島充治課長は、県土整備部発注工事に於ける事故の傾向などについて解説。過去10年間に発生した事故について、現場経験年数や年齢等の区分別に示し、これを踏まえた留意点等について説明を行った。
大会ではこのほか、宮崎労働基準監督署安全衛生課の地福竹志課長が「建設業の労働災害防止」について、宮崎県防災士ネットワーク西都支部の伊達眞一支部長が「工事現場における緊急時の対応等」について、それぞれ安全講演を行った。