▲写真は挨拶する児玉部会長、総会の模様
宮崎県建設業協会青年部連合会(児玉昌也部会長)は6月15日、宮崎県建設会館で2019年度の通常総会を開催した。各地区青年部の代表が多数出席し、18年度事業報告書及び決算書、19年度事業計画書案及び収支予算書案を原案どおり承認した。
挨拶で児玉部会長は、全国各地で甚大な自然災害が発生していることを踏まえ、「予期せぬ地震や集中豪雨など災害が発生した際に、速やかな救出活動や復旧作業の対応にあたるのは地域に密着した地元の建設業者」であり、「県民が安心して暮らせるための社会資本整備、維持修繕を担う建設業の役割が高まっている」と述べた。
一方で、建設業に於いては担い手の確保が喫緊の課題であり、処遇の改善や生産性の向上を通じて、魅力ある産業であることを発信していく重要性を指摘。若い力を結集し、柔軟な発想力と行動力により、建設業の正しい理解と必要性を県民に訴え、技術と経営に優れた企業を目指して、信頼を得られるよう活動していく考えを示した。
議案審議では、18年度の実施事業として、青年部連合大会や建設技術フェアの開催、宮崎県や他団体青年部との意見交換を行ったことを説明。また、魅力発信事業委員会と広報委員会をそれぞれ立ち上げ、県内学生に配布する独自のリーフレットや出前講座等で活用できるプロモーションビデオの作成に取り組んでいることを報告した。
一方、19年度の事業計画では、▽若年技術労働者の育成・確保▽社会貢献活動、イメージアップ活動▽適正な企業評価と新たな入札・契約制度改正への対応▽関係行政機関・団体等との意見交換会▽マスコミ等を含めた国民・県民への情報発信▽会員相互の協調連携体制の確立―を柱として、各種活動に取り組むことを確認した。