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魅力ある協会づくりへ各種活動展開 宮崎県建築士事務所協会

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▲写真は挨拶する福澤会長、有藤支部長、総会の模様

 一般社団法人宮崎県建築士事務所協会(福澤幸雄会長)は6月7日、宮崎市内で2019年度の定時総会を開催した。議事に先立ち、野添義二氏が建築士事務所憲章を朗読。議案審議では、18年度事業報告及び収支決算を原案どおり承認したほか、19年度事業計画及び収支予算について執行部から説明を受けた。

 総会で挨拶に立った福澤会長は、今年1月に建築設計と工事監理の業務報酬基準が10年ぶりに改定された一方、未だ一般の認知度が低い状況にあることを指摘。「県や市町村をはじめ、一般消費者に丁寧に説明し、理解を得るための努力が必要」と訴えた。

 また、後継者不足や会員の減少といった諸課題に対して、会員各社の安定的な経営や会員増強のための取り組みを展開し、「その結果として、社会貢献や消費者保護に繋げていく」との考えを示し、会員一丸で事業に取り組んでもらうよう協力を求めた。

 議長に大塚節生氏を選出して行われた議案審議では、承認事項の18年度事業報告及び収支決算について審議を行い、これを原案どおり承認。その後、報告事項の19年度事業計画書及び収支予算書について執行部から説明が行われた。

 19年度の事業計画では、建築士事務所の健全な発展と信頼性の向上を図るため、▽研修会等を通じた会員の資質の向上▽次世代を担う若年技術者の育成と組織の強化充実、活性化と会員増強▽業務報酬基準の普及・啓発▽建築士事務所の活動充実と自立的な監督体制の強化―の重点事項に基づく各種事業を展開することを確認した。

 特に、九州平均及び全国平均を下回る建築士事務所の登録数に対する協会加入率をアップさせるため、会規定の一部見直しや官公庁等から受託業務の推進等を通じて、魅力ある協会づくりに取り組む。また、法定講習の実施協力や知事指定講習の実施推進、建築設計監理業務に対する啓発、経営及び技術向上に資する研修会等を行う。

 総会終了後には、正会員や賛助会員に加え、行政及び関係団体から来賓を招いて懇親会が催された。来賓祝辞で、河野俊嗣宮崎県知事の挨拶を代読した明利浩久県土整備部次長は、南海トラフ巨大地震をはじめとする自然災害への備えの重要性を訴え、県民の安全・安心を守る住宅耐震化促進に向けて、会員の理解と協力を求めた。

 懇親会ではこのほか、宮崎県議会の丸山裕次郎議長(代読=山下博三副議長)、宮崎市の戸敷正市長(代読=甲斐勇都市整備部長)が挨拶。一般財団法人宮崎県建築住宅センターの藤原憲一理事長の乾杯の発声で開宴した。参加者は歓談や会食を通じて交流を深め、一般社団法人宮崎県建築業協会の西田増美会長の挨拶で懇親会を終了した。

■宮崎支部が定時総会を開催

 一般社団法人宮崎県建築士事務所協会宮崎支部(有藤則秋支部長)は6月7日、宮崎市内で2019年度の定時総会を開催した。会の冒頭、挨拶に立った有藤支部長は、昨年度の支部活動に対する会員一同の理解と尽力に対して感謝の意を示すとともに、今総会に於けるスムーズな議事の進行に対して参加者に協力を求めた。

 議長に岡﨑誠二氏を選出して行われた議案審議では、18年度事業報告及び収支決算を原案どおり承認したほか、19年度事業計画及び収支予算について執行部が説明。18年度は、各種会議の開催や県及び市が実施する建築パトロールへの協力、ゴルフコンペ・ボーリング大会・懇親会といった親睦大会に取り組んだことを報告した。

 19年度の事業計画では、▽行政への受注活動の強化▽地域社会への貢献と具現化、会のPR促進▽賛助会員との交流促進及び会の強化―を重点施策に掲げ、技術向上を目的とした研修会の開催、発注機関への陳情を含む設計事務所の業務及びPR、親睦促進を目的としたミニバレー大会及び懇親会の開催に取り組むことを確認した。