▲写真は挨拶する興梠会長、総会、表彰式の模様
高千穂地区建設業協会(興梠俊茂会長)は４月２５日、高千穂建設会館で２０１９年度の通常総会を開催した。総会では、１８年度事業や収支決算について事務局から報告があったほか、１９年度の事業計画案や収支予算案などについて慎重に審議を行い、全議案ともに原案どおり承認された。
挨拶に立った興梠会長は、新たな令和の時代を目前に控え、協会が創立７０周年の節目を迎えたことを報告。設立当初からこれまでに於ける協会及び国内の出来事を振り返り、先人や関係者の尽力に敬意を表するとともに、建設産業がこれからも地域の安心・安全を支える社会資本の整備等を担っていくことを強調した。
また、一部を除いて４月に施行された働き方改革を推進するためには、企業の安定経営が不可欠であり、官民一体となって社会的な人手不足や高齢化への対応、山間部特有の課題について検討していく必要性について言及。事業量の確保や適正な利潤の確保、入札制度改革について関係機関に提案・要望していく考えを示した。
西臼杵支庁の工藤康成支庁長と県会議員の緒嶋雅晃議員、高千穂町の藤本昭人副町長が祝辞を述べたのち、興梠会長を議長に選出して行われた議案審議では、１８年年度事業報告、収支決算及び剰余金処分、１９年度事業計画案及び収支予算案などの各議案について審議を行い、全議案とも承認可決された。
１９年度の事業計画では、▽厳しい環境に対応する経営基盤の構築▽公共工事の予算額・工事量の確保促進と地元優先発注▽入札契約制度改革の推進▽イメージアップ活動の推進▽研修受講機会の確保及び技術向上対策の促進▽公共事業の積算適正化の促進▽働き方改革の推進▽労働災害・交通事故防止対策の推進―などに取り組むことを確認した。
このほか同日には表彰式も行われ、会社表彰を受賞した▽飯干工業▽ひむか造園土木▽工藤企興―の３社、従業員表彰を受賞した▽佐藤尚樹氏(木下組)▽佐藤誠氏(木田建設)▽甲斐秀史氏(黒木建設)▽竹次誠輝氏(工藤興業)▽甲斐雅也氏(前同)▽田崎嘉幸氏(高千穂土木)―の６人に対して、興梠会長から表彰状と記念品が贈られた。