西日本高速道路株式会社は、２０１９年４月以降に入札公告する施工(調査等)管理業務で管理員の資格要件を緩和する。一部の管理員を除いて業務経験を廃止し、資格要件ごとに必要な公的資格を規定する。要件緩和に伴い、管理技術者単価を廃止し、管理技術者の資格要件である管理員Ⅰもくしは管理員Ⅱの格に応じた単価に見直す。
土木職のケースでは、管理員の資格要件を▽管理員Ⅰ＝技術士、ＲＣＣＭ、土木学会(上級技術者以上)、１級土木施工管理技士▽管理員Ⅱ＝土木学会(１級技術者)▽管理員Ⅲ＝土木学会(２級技術者)、２級土木施工管理技士、技術士補―と規定。管理員Ⅰには管理技術者の実務経験、管理技術者には管理員として１年以上の実務経験を求める。
このほか、０８年度までに管理員資格の認定を受け、高速道路調査会から管理員番号の通知を受けた者や、０９・１０年度に高速道路調査会が実施した講習・審査の修了証を有する者に関しては、それぞれの格に限り管理員資格を継続して有効とする。管理員の資格区分及び技術職種は西日本高速道路のホームページで確認できる。
施工(調査等)管理業務に従事する場合、前述の資格のほか、従事しようとする施工(調査等)管理業務の当該年度を含む過去５箇年以内に、高速道路調査会が実施する現場監理講習会を受講する必要がある。管理員制度に関する問い合わせ先は、西日本高速道路株式会社建設事業本部建設事業部技術管理課(電話０６－６３４４－４０００)。