延岡市は、昭和56年5月以前に建築された木造住宅の耐震化を促進するため、2019年度から26年度まで「住宅耐震化緊急促進アクションプログラム」に取り組む。所有者の耐震性に関する意識の向上に取り組むとともに、耐震診断及び耐震改修を行いやすい環境整備や支援制度の充実など必要な施策を講じる。
19年度は、対象全戸にダイレクトメールを送付するほか、希望者から優先して戸別訪問を実施。啓発チラシ等を用いて耐震化の必要性・補助制度を説明し、住宅所有者に直接的に耐震化を促す。訪問日や訪問者、説明内容等の訪問結果は記録・整理する。
耐震診断を支援した住宅に対しては、結果報告書時に耐震改修について説明を行い、耐震診断後に耐震改修を行っていない住宅所有者に対しては、啓発チラシ等で耐震改修を促す。県が作成した改修事業者一覧をホームページに掲載するなど、住宅所有者が事業者等に接触しやすい環境を整備する。
このほか、広報誌での耐震改修の必要性の周知や耐震補助に関する啓発チラシの作成及び配布、防災関係イベントでの耐震相談窓口の設置や説明など、耐震化の必要性に関する周知・普及活動にも取り組む。