延岡市は、工事請負契約締結後における積算数量に関する協議を円滑に行うため、市発注の営繕工事で「入札時積算数量書活用方式」を試行する。発注者が示す積算数量書に疑義が生じた場合、受発注者が協議して数量を訂正し、契約変更できる仕組み。平成31年4月1日以降に入札公告を行う営繕工事から適用を開始する。
入札時積算数量書活用方式は、数量基準(公共建築・建築設備数量積算基準)に基づき算出された積算数量書に誤りがあった場合、受注者の申請に基づいて受発注者で協議し、数量の修正や契約変更を行うもの。一連の手続きを契約事項と位置付け、受発注者の協議で誤りが確認されれば、発注者は契約変更に応じなくてはならない。
受発注者間の協議・変更は、入札時に「入札時積算数量書」の積算数量を活用した場合のみとし、これを活用して工事費内訳書を作成した受注者は、契約後に積算根拠の提出が必要となる。受注者独自の数量算出方法で入札に参加した場合や数量の項目が一式表示(別紙明細)となっているものは協議を申請することはできない。
延岡市の入札時積算数量書活用方式に係る試行要領やQ&Aはホームページからダウンロードできる。契約書様式は平成31年4月1日からホームページに掲載する。