バッファロー(名古屋市中区)は、建設現場での無線LAN環境の充実化に向け、無線LANアクセスポイント「WAPM―1266WDPR」の販売を強化していく。10月には、東工務店(東京都荒川区)が施工する都営住宅の新築現場で、ICTツールが滞りなく使えるかといった実証実験を行った=写真。
実証実験では、実際にアクセスポイント(AP)を現場内に設置。ダンドリワークス(滋賀県草津市)が提供する現場の情報共有ICTツール「ダンドリワーク」を利用し、施工中の動画や写真、工程表などを上下階やL字の廊下でも無線LANに接続できることを確認した。
バッファローの柴田成儀氏は「無線LANとICTツールを同時に活用することで、現場作業員の負担が減る。今回、大きな集合住宅でも障壁なく通信できた。業務の効率化へ、積極的に建設現場への導入を進めたい」と話した。