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高専生に建設業の魅力を発信 都北産業らの現場で見学会

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▲写真は見学会の模様

 都城工業高等専門学校(岩佐健司校長)は12月19日、建築学科1年生を対象とした現場見学会を都城市内で開催した。参加した42人の生徒や教師が施工中の建築工事の現場等を見て回り、建設業に対する理解と見識を深めた。

 現場見学会は、生徒の卒業後の進路をより明確にすることを目的に開催したもの。都北産業株式会社と株式会社松元建設が協力し、都北産業が施工するRC造のマンション建設現場と松元建設が施工する木造建築の現場で行われた。

 都北産業の現場では、現場代理人が施設の規模や工事の流れ、進捗状況、建造物を建設するにあたって必要な資材や機材等について説明。その後、生徒達は施工中の建物内部を見て回り、引率した担当者の説明に熱心に聞き入っていた。

 都北産業の上村部長は、「若者の建設業離れが深刻化している昨今、本日の見学会を契機として、現場の楽しさやものづくりの重要性を知ってもらい、一人でも多くの若者に建設業の魅力を伝えることができれば」と述べた。

 参加した生徒の一人は、自身が抱いていた建設業のイメージと実際の現場の差を鑑み、「より深く建設業とは何なのかを知ることができた。現場で懸命に働いている方々の姿を見て、自分も将来、働いてみたいと思った」と話した。