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「D&I経営」実践のパシコン 厚労省の「えるぼし」認定取得

 パシフィックコンサルタンツ(高木茂知代表取締役社長)は、女性活躍推進法に基づく基準適合事業主「えるぼし」認定を、厚生労働省から10月26日付で取得した。「ダイバーシティ&インクルージョン推進方針」を2015年10月に策定し、これに基づき社員の価値観やライフスタイル、専門性などの多様性を尊重し、企業の強みとして生かす同社の「D&I経営」が、女性の活躍推進という側面からも国に評価された格好だ。

 えるぼし認定制度は、今年4月1日に全面施行された女性活躍推進法に基づき、一般事業主行動計画を策定し、同省へ届け出を行った企業のうち、女性の活躍推進に関する状況などが優良な企業を厚生労働相が認定する制度。

 認定の評価項目は、「採用」「継続就業」「労働時間等の働き方」「管理職比率」「多様なキャリアコース」―の五つ。この制度には基準を満たす項目数に応じて3段階の認定がある。同社は「労働時間等の働き方」を除く4項目を満たし、3段階中2段階目の認定を得た。

 同社は、引き続き女性の活躍を推進する活動に取り組んでいく考え。「社にとって『人材』は最大の経営資源。男性社員だけでなく、女性社員にとっても働きがいのある職場づくりを目指していく」(戦略企画統括部)とコメントしている。