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新技術・新工法の特徴など紹介 宮崎市でNETIS説明会

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▲写真は説明を行う松岡技術副所長、企業の担当者、会場の模様

 国土交通省九州地方整備局は10月26日、宮崎市内で平成30年度「新技術・新工法説明会」を開催した。県内の建設コンサルタントや建設会社、自治体等の技術系職員ら約60人が参加し、新技術情報提供システム(NETIS)に掲載されている新技術及び新工法の特徴や概要等に関する担当者の説明に耳を傾けた。

 説明会は、社会資本整備の品質確保等に寄与する新技術や新工法を広く周知し、公共工事に於ける新技術の活用促進を図ると共に、更なる技術の開発を促すことなど目的に、九州地方整備局が管内各県で開催しているもの。

 九州地方整備局企画部施工企画課の石田直己課長は挨拶で、説明会の趣旨等を説明し、新技術・新工法の活用により「品質・コスト・安全等の改善が期待されるほか、社会資本整備の促進はもとより、建設業の労働環境の改善にもつながる」と指摘。説明会を情報共有の場として、今後の活動に役立ててもらうよう呼び掛けた。

 プレゼンテーションでは、県内外で採用実績がある16技術・工法の特徴を各企業がそれぞれ紹介。宮崎市の株式会社大塚組は、接着式の固定方法を採用した防鳥ネットについて説明を行い、各地での施工実績を示しながら「超軽量で複雑な形状にも対応できる」「単純作業で工期・コストを削減できる」などとPRした。

 また、株式会社共立電照(宮崎市)は、既存灯具の光源ユニットのみをLEDに交換することで、製造コストや電気料金を大幅に低減できる「天の川・LED光源ユニット」を紹介。宮崎高砂工業株式会社(都城市)は、新燃岳の火山灰や廃土等を配合した国産環境型レンガの製造工程や特殊性などについて説明を行った。

 説明会ではこのほか、九州技術事務所技術副所長の松岡雅博氏がNETISの概要や掲載期間終了技術の取り扱い、九州地方の新技術活用状況等を説明し、登録技術を採用した際には活用効果調査票を提出してもらうよう呼び掛けた。九州地方整備局企画部施工企画課の松川浩氏はi-Constructionの取り組みを紹介した。

 プレゼン技術は次のとおり=▽先行手摺工法クサビ足場(商標名=アルバトロス、トリプルエース)▽Licos▽防鳥ネット▽VERTICAL PANWALL(バーチカルパンウォール)▽浸透型補修工法▽国産環境型レンガ▽アクアリムーバーエコ▽イージーラーメン橋(H鋼桁埋込RC複合門形ラーメン橋)▽NCショット▽天の川LED光源ユニット▽スプリング拘束型鉛プラグ入り高減衰積層ゴム支承(SPR-S)▽テラグリッド補強土工法▽ALSP2(アルサップ)工法▽LDB-500▽グラスグリッド▽移動式ろ過システム「TGAL」。