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パシコンが3.5千万円で落札 佐土の谷3号トンネル設計

 宮崎県日向土木事務所は9月13日、国道327号佐土の谷工区トンネル詳細設計業務の入札を指名10者で執行し、パシフィックコンサルタンツが3500万円で落札した。当該工区に整備するトンネル(延長988m)と仮設構造物の詳細設計を委託する。期間は平成31年3月25日まで。税抜の予定価格は3508万3000円だった。

 国道327号は日向市を起点とし、美郷町、諸塚村、椎葉村を経由して熊本県に至る路線。このうち佐土の谷工区は椎葉村と諸塚村の境界付近に位置する。整備延長は3.4㎞(幅員7m)で、区間内にはトンネル4箇所、橋梁6箇所などの主要構造物を整備する。

 当該業務では、現地調査及び別途実施した地質調査を基にトンネル坑口の位置を決定し、坑門の型式、内空断面、掘削方式、支保工等を各掘削地山ごとに定めて数量算出を行う。これに基づき坑門工、排水工、舗装工、非常用施設設置設計、仮設備計画について調査及び比較検討を行い、図面作成・数量算出を実施する。

 入札の指名業者は、パシフィックコンサルタンツ、ウエスコ、基礎地盤コンサルタンツ、建設技術研究所、八千代エンジニヤリング、国際航業、大日本コンサルタント、サンコーコンサルタント、ニュージェック、応用地質の10者。