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AI活用、DX推進で講演会開催 インフラDXコンソ

      

▲写真は講演会の模様

 宮崎県インフラDXコンソーシアム(黒木繁人会長)は3月2日、AI活用やインフラ分野のDX推進に関する講演会を開催した。コンソーシアム顧問の中村安男氏や日新興業株式会社安全責任者のの髙萩泰氏、国土交通省九州地方整備局の杉田聡氏が講師を務め、経営や現場でのAI活用、九地整のインフラDXに関する取り組みを紹介した。

 顧問の中村氏は、「AIを経営と現場の賢いパートナーへ!」と題して、情報整理や検索の効率化を促すグーグル社のAIツール「NotebookLM」の具体的な活用事例を紹介。無料で使用できる同ツールの有用性を強調するとともに、AIを「次世代の社員」と捉え、社内でこれを使いこなす人材を育成する必要性などを訴えた。

 「安全衛生分野におけるAI活用」をテーマに講演した日新興業の髙萩氏は、AIを活用した新ヒヤリハット報告システムの構築や特別教育資料の標準化、関係法令を確認できる相談チャットを提案。膨大な事務作業や管理業務をAIに任せることで、人が「命を守る判断」に専念することができ、これが災害ゼロの現場に繋がるとした。

 九州地方整備局建設情報・施工高度化技術調整官(インフラDX推進室長)の杉田氏は、建設業就業者の現状や実労働時間及び出勤日数の他産業との比較を示した上で、建設現場の生産性を向上させる必要性を強調。身近なデジタル技術を用いて、働き手の負担軽減や安全確保、省力化を実現するインフラ分野におけるDXの考え方を示した。

 杉田氏は、インフラ分野全般で網羅的にDXを推進するため、ICT施工やオートメーション化といった「インフラの作り方」、360度カメラによる被災調査やスマートフォンによる点群測量といった「インフラの使い方」、国土交通データプラットフォームによる「データの活かし方」の3つの変革に取り組んでいることを紹介した。