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図書館複合施設、施設規模は6.2千㎡ 日向市

 日向市は、新たな図書館複合施設の整備に向けて、施設のコンセプトや機能、候補地、規模、概算事業費といった整備に関する基本的な考え方を整理した基本構想案をまとめた。市庁舎の隣接地を建設候補地とし、図書館機能や子育て支援機能、生涯学習・市民活動機能などを盛り込んだ施設全体の規模を約6250㎡と想定する。

 現在の市立図書館は、旧保健所を改修して1997年に開館したが、建設から約60年が経過し、施設の老朽化やスペース不足といった課題を抱える。こうした課題を踏まえ、市は24年度に施設整備に係る基本方針を決定。これを踏まえ、庁内の検討委員会や市民ワークショップで協議を重ね、基本計画や設計の基礎となる基本構想案をまとめた。

 構想案では、すべての世代が安心して快適に過ごせる「第三の居場所(サードプレイス)」を基本理念に設定。図書館複合施設で生まれる体験を「出会う」「広げる」「つながる」「くつろぐ」の4つの視点で整理するとともに、市民の声を継続的に反映しながら、多様な活動・体験・交流が生まれる居場所づくりを進めるとした。

 一方で、健康管理センターや中央公民館、市民活動支援センター、東郷地区文化センター、地域子育て支援拠点といった既存施設の現状と課題も整理。老朽化や利用率の低下、機能の分散といった既存施設の課題を踏まえ、新施設に機能を集約・再編することで、効率的な運営と多世代が利用しやすい環境の実現、地域全体の活性化を目指す。

 これを踏まえ、複合施設には図書館機能(想定面積約2500㎡)に加え、子育て支援(約1250㎡)、生涯学習・市民活動(約1250㎡)、カフェ・交流・くつろぎ空間(約300㎡)といった機能を導入。多様な世代が主体的に関わり、学び合い・つながり合う空間と日向の自然や文化を反映したデザインで、地域の価値を高める。

 建設候補地に関しては、「中心市街地で4200㎡以上の土地」「駐車場用地が不足する場合は、近隣施設との共有や新たな土地の購入等も含めた検討を行う」ことを前提として、中心市街地の5つの市有地及び民有地について比較検討を実施。その結果、「市庁舎隣接地」を建設候補地に決定し、今後、土地の取得を行うとした。

 他自治体の事例等を参考とした現時点の概算事業費は約88億円で、内訳は▽設計・監理・調査費(基本・実施設計、CM業務等含む)=約8.3億円▽建設費=65.1億円▽用地費、備品什器費、現中央公民館解体費=14.6億円―。事業手法に関しては、従来型手法またはデザインビルド方式について、基本計画の中で検討する。

 今後の進め方として、26年度に基本計画を策定する方針。その中で事業手法を決定し、従来手法の場合は▽27~28年度=基本設計及び実施設計▽29~30年度=建設工事―を行う。DB方式の場合は、▽27~28年度=要求水準書作成、事業者選定▽28~31年度=設計・施工を行う。いずれも31年度中の供用開始を目指す考え。

 基本構想案は、ホームページや市役所市民情報室、総合支所及び各支所等で公開し、市内居住者等を対象に3月18日まで意見を募集する。問い合わせ先は、総合政策部総合政策課政策推進係(電話0982-66-1001、メールsougou@hyugacity.jp)。

基本構想案の概要版