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新時代をリードできる技術者に 産業開発青年隊で修了式

      

▲写真は挨拶する河野知事、修了式の模様

 土木建設に関する技術と社会性を兼ね備えた技術者を育成する「宮崎県産業開発青年隊」の2025年度修了式が、2月19日に宮崎県建設技術センターで行われた。修了式には、今年度の修了生とその保護者、学校関係者のほか、宮崎県の河野俊嗣知事や宮崎県議会の外山衛議長ら多数の来賓が出席し、隊員の晴れの門出を祝った。

 産業開発青年隊は、即戦力となる土木建設エンジニアを育成する教育機関。土木建設に必要な技術や知識を身につけるとともに、多くの資格を取得することができ、ほぼ100%の就職率を達成している。現在は、指定管理者の宮崎総合学院が、青年隊の伝統と民間のスキルを組み合わせた教育プログラムを実践している。

 25年度の修了生は、初の外国人隊員1人を含め、土木建設に係る基礎知識や技能の修得を図る施工管理課程34人。ほとんどの修了生は、県内外の建設会社や測量・建設コンサル会社、行政機関等に就職する。開設からの修了生は、累計で5千人を超える。

 修了式では、宮崎県建設技術センターの蕪美知保センター長が、約一年間にわたる訓練の内容を報告。修了生全員の名前が読み上げられ、河野知事が修了生代表の坂口裕大さんに修了証書を手渡し、同じく川野雄大さんから隊旗の返還を受けた。

 河野知事は、社会インフラの整備や県民の生命・財産を守る防災・減災の取り組みを最前線で担う建設産業の重要性を強調。「青年隊修了生としての自信と誇りを胸に、ここで培った知識や技術を遺憾なく発揮するとともに、仲間や先輩達との繋がりをかけがえのない財産として、何事にも果敢に挑戦してもらいたい」と呼び掛けた。

 来賓祝辞では、宮崎県議会の外山議長、宮崎市の清山市長(代読=武田尚夫清武総合支所長)が挨拶。外山議長は、次世代の建設産業をリードする隊員に対し、「ふるさと宮崎の更なる発展のために活躍を」と述べ、清山市長は「青年隊で磨いた技術と知識を胸に、自信を持って社会に羽ばたいて」と期待を込めた。

 同じく一般社団法人宮崎県建設業協会の藤元建二会長は、建設業が地域に於ける社会資本整備や維持管理の担い手であり、災害時に於ける地域の守り手であることを強調。「青年隊の修了生としての誇りを持ち、宮崎県の建設産業を自分達が守り、育てるという気持ちを持って、頑張ってもらいたい」とエールを送った。

 修了生を代表して答辞を述べた長谷昂貴さんは、現場で必要な技術や知識、社会生活の基本を学び、苦楽を共にしながら支え合ってきた青年隊の仲間に、声を詰まらせながら感謝の思いを伝えるとともに、今後も仲間と助け合いながら、不撓不屈の精神で「新時代をリードできる技術者になれるよう励んでいく」と決意を述べた。