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講義や体験学習で土木の役割学ぶ 北浦小学校で出前授業

      
▲写真は出前授業と体験学習の模様

 宮崎県建設業協会女性の会(宮島百合子部会長)は2月13日、延岡市立北浦小学校で土木に関する出前授業と体験学習を行った。同校の4~6年生32人を対象に、土木構造物や建設業が果たす役割に関する授業を行ったほか、市内で施工中の防波堤工事の現場を訪ね、測量機器やドローン、建設機械の操縦などを体験した。

 出前授業と体験学習は、子ども達に建設業の役割や魅力を知ってもらおうと、女性の会が毎年開催しているもの。挨拶で宮島部会長は、建設業が社会インフラの整備や維持管理、災害対応といった役割を担い、地域の安全・安心を守っていることを説明した。

 出前授業では、噂の土木応援チーム・デミーとマツの「マツ」こと松永昭吾工学博士が、「世界の災害と建設の仕事」と題して講演。水を例に、「生きる」「つくる」といった恩恵を与えてくれる一方、「洪水」「干ばつ」「津波」といった弊害があることを解説し、こうした弊害を解決するために建設業が活躍していることを紹介した。

 そのうえで、水道の水をそのまま飲むことができる国は、日本を含めて僅かしかなく、世界には水を巡る紛争で苦しんでいる国や、汚れた水をそのまま飲まざるを得ない国が多数あることを説明。ダムや上下水道、道路などのインフラ整備を通じて、「何かを助けたいときにものづくりで解決していくことが建設業の仕事」と強調した。

 一方、「港をつくる土木の仕事」をテーマに授業を行った宮崎県北部港湾事務所の瀬戸山晴哉氏は、岸壁や防波堤、消波ブロックの役割を説明。岸壁がなければ船に乗ることができず、暮らしに必要なものを運ぶことができないこと、防波堤や消波ブロックが津波・高波から地域の暮らしや住み人達の生命を守っていることを紹介した。

 質疑応答では、「海の中でどうやってコンクリートを固めているのか」といった生徒の質問に対し、「海の中で固める時には特別なコンクリートを使って固めていて、消波ブロック等は陸上で造って沈めている」などと分かりやすく回答した。

 体験学習は、宮前建設株式会社と松本・児玉経常JVが施工する北浦漁港市振地区古浦南防波堤改良工事(宮崎県北部港湾事務所発注)の現場で開催。施工を請け負う各者と協力会社の職員が指導役を務め、生徒達が光波測量機器の操作、ドローンやバックホウの操縦を体験したほか、ミニ造波水槽装置による波消効果の実験に臨んだ。

 参加した生徒は、「ドローンや重機の操縦は初めてだったけど楽しかった。この機械を使って仕事をしてるのが凄いと思った」「消波ブロックなど普段見ているものの機能を学んで凄いと思った」「土木の仕事は楽しそうで働いてみたいと思った」などと話した。