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県内初、外国人材活躍で国交大臣賞 アース建設コンサル

      

▲写真は表彰式、現地での授業の模様

 宮崎市に本社を置くアース建設コンサルタント株式会社(濵村哲之進代表取締役)は、国土交通省が主催する2025年度「外国人材とつくる建設未来賞」で、県内企業として初めて「未来への取り組み賞(外国人材活躍優良事例部門)」を受賞した。12月22日に行われた表彰式で、水嶋智国土交通事務次官が濵村社長に表彰状を手渡した。

 今回の表彰では、建設技能やコミュニケーションスキルの習得に励んだ特定技能外国人に対する「優秀外国人建設技能者賞」に6人、外国人材の育成や処遇改善を継続的に実施した企業をたたえる「外国人材育成賞」に6社、外国人材と地域社会の共生に向けた継続的な行動をたたえる「未来への取り組み賞」に5社などを選んだ。

 同社は、日本国内の人手不足とベトナム人材の処遇改善を目的として、2015年にベトナム現地国立大学等と教育協力協定を締結し、現地で事業をスタート。約230人以上の学生が卒業し、約200人が日本企業へ就職した実績を有する。技能実習の枠を超え、「未来の建設現場を支える中核人材」として育成することに投資してきた。

 同社の育成モデルを経験した人材は、高い資質を最初から備えており、採用企業の初期投資(育成リソース)を大幅に削減する。特に、「確かな建設技能と安全性」「建設現場の文化とマナー理解」「職場の日本語による連携力」を徹底して習得し、育成システムを経た外国人材は入社直後から戦力化が可能だ。

 一方で、入社後の「定着」こそが業界全体の持続可能なモデルの鍵であると考え、独自のサポート体制を構築。現地での授業料の一部を就職先の日本企業に立て替えてもらい、ベトナム人材が日本で働きながら約3年間で返済する仕組みや、受入企業のニーズに応じた24時間体制の私生活通訳サポートなどを実践している。

 濵村社長は、「この度の表彰は、約10年にわたる外国人材への未来への投資と、共に汗を流してくれた社員全員の努力の賜物。私達が育成してきた優秀な外国人材が、当社の枠を超え、日本全国の建設現場で活躍することで、業界全体の喫緊の課題である人手不足を解決し、活力を生み出すことを心から願っている」と話す。

 同社は、人材採用及び育成モデルに関心のある企業や、外国人材の採用を検討中の企業、外国人材の育成に関するノウハウ共有に関心のある企業からの問い合わせを受け付けている。問い合わせ先は、電話0985-27-2721、メールt.earth1956@gmail.com。