建設ネット企画画像 四角 四角

迅速な災害復旧に貢献、4者に感謝状贈呈 宮崎土木事務所

      

▲写真は贈呈式の模様

 宮崎県宮崎土木事務所は、2024年10月豪雨で被災した県道内海加江田線の災害復旧活動等に尽力したとして、伸洋・隆盛経常建設共同企業体、龍南建設株式会社、九州工営株式会社、株式会社アキレス地盤研究所の4者に感謝状を贈った。9月5日に贈呈式を開催し、各者の代表に山下明男所長が感謝状を手渡した。

 感謝状は、県土整備行政の推進や地域に貢献する取り組みに対して、その功績を称え、感謝の意を表して贈呈したもの。対象となった4者は、豪雨による法面崩壊で全面通行止めが発生した県道内海加江田線の折生迫地区に於いて、迅速な現地測量や設計、地質調査、道路啓開作業、法面復旧を行い、早期の交通開放に尽力した。

 挨拶で山下所長は、今回、全面通行止めとなった箇所が、県内有数の観光地である堀切峠、道の駅フェニックスを結ぶ重要な路線だったことを説明。「被災直後から迅速に対応していただいたおかげで早期の開放に繋がった」と各者の尽力に感謝の意を示し、「引き続き、県土整備行政の発展に協力してもらいたい」と期待を込めた。

 各者の代表挨拶で、法面復旧工事を施工した龍南建設の川浦幸治代表取締役は、「地元の建設業者が果たす重要な役割の一つが災害対応。24時間対応する気構えでいる」と述べた。測量・設計を担当した九州工営の黒木昌氏は、災害時に於ける行政職員の献身的な取り組みを踏まえ「いつでも協力できる体制を構築していきたい」と述べた。