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県立宮崎病院再整備 8月20日に事業完了

 宮崎県病院局は、県立宮崎病院再整備事業の一連の工事が完成し、8月20日に事業を完了したと発表した。再整備に向けた検討着手から約12年をかけて、総事業費約361億円の一大プロジェクトを終えた。10月頃に事業完了に係る式典を開催する。

 経年に伴う施設の老朽化や狭隘化の解消、災害対応力の強化、診療機能の向上等を目的に、敷地内に鉄骨造8階建延べ4万7603㎡(免震構造)の新病院や立体駐車場を新設するもの。既存の付属棟や精神医療センター、倉庫等は改修して活用している。

 県は、2013年3月から再整備に向けた検討を開始。15年10月に基本設計、17年8月に実施設計(いずれも日建・コラム設計業務共同企業体)にそれぞれ着手し、19年5月から新病院の本体建設工事に着手した。

 新病院の建設主体工事は大成・吉原・桜木JV、電気工事はきんでん・小田・島JV、管工事は大成設備・菱熱・内田工業JV、空調工事は高砂・生目・サンJVがそれぞれ担当。21年9月に新病院が完成し、22年1月に現地で開院式典を行った。

 その後、22年8月から旧病院の解体工事に着手。順次、玄関庇建設工事や外構・電気工事、道路改良工事、植栽工事を実施し、8月20日までに事業を完了した。