延岡市は、経年劣化が進む緑ケ丘児童館の建替事業案をまとめ、ホームページで公開した。子ども達の安心・安全な居場所づくりやより良い生育環境の確保に向けて、市民アンケートの結果も踏まえ、現状の機能をそのままに建て替えを行う。事業案はホームページ等で公開し、市内居住者等を対象に9月30日まで意見を募集する。
現在の緑ケ丘児童館(延岡市緑ケ丘3丁目15-8、RC造3階建延べ265㎡、敷地面積約1957㎡)は、1970年の竣工から築後55年が経過。1階部分の一部を児童館として利用している一方、旧母子寮だった2~3階部分は利用していない。今回、敷地南側(現園庭部分)に新施設を建設し、運用開始後に既存建物を解体する。
新施設の延床面積は300㎡程度を想定。施設内には、静養機能を兼ねた事務室や相談室、図書室、集会室、遊戯室、授乳室、洗濯室、トイレのほか、器具庫や倉庫などを設ける。配置計画によると、小中高生の主な動線を教育機関が存在する東側に設け、乳幼児と保護者の主な動線は、駐車場を増設する予定の西側に設ける。
想定事業費は、地質調査費が686万円、実施設計費が1020万円、工事費が2億3400万円、開設後5箇年の運営費が4724万円。新施設の建設及び運営にあたっては、国や県の補助事業等を最大限活用する。
事業スケジュール案では、2025年12月補正予算に地質調査費及び実施設計費を計上し、26年1月から地質調査及び実施設計に着手する。業務完了後、26年9月補正予算に建設費を計上し、同年12月から新施設の建設工事を開始。27年7月の新施設完成及び運用開始に伴い、同年10月までに既存建物の取り壊しを行う。
事業計画案はホームページで確認できる。意見募集に関する問い合わせ先は、こども保育課子育て支援係(電話0982-22-7017、メールjidoh@city.nobeoka.miyazaki.jp)。
《事業計画案》