宮崎市は、桜の名所として知られる天ケ城公園に関するサウンディング調査を実施する。年間を通じた利用促進や利用者のサービス向上、地域コミュニティの創出に向けて、民間事業者等を対象に、公園内の天ケ城茶屋や大手門前広場、パターゴルフ場等を活用した幅広い事業アイデアや事業実施上の要望等を募集する。
宮崎市高岡地区にある天ケ城公園(高岡町内山2007、公園面積22.55㌶)は、1979年の開設以来、桜の名所として広く市民に親しまれている。園内には、野球場や体育館、歴史民俗資料館などがあるが、桜の開花時期以外の利用が少なく、広場やパターゴルフ場が有効活用されていないことが課題となっている。
市はこうした課題を踏まえ、年間を通じた利用促進や利用者のサービス向上、地域コミュニティの創出を図るため、民間事業者等から幅広い事業アイデアや事業実施上の要望等を募り、具体的な事業化の可能性を検討する。
サウンディング調査の実施期間は9月1日から12月26日まで。スポーツ施設を除く天ケ城公園内の施設を対象とする。サウンディングでは特に、天ケ城公園の機能を十分に発揮し、大人から子どもまで幅広い世代が立ち寄るようなサービスに関する提案、地域の雇用拡大や地元農産物の販売促進などにつながる提案を期待する。
参考例として、「天ケ城公園内の茶屋をリニューアルしたカフェやレストラン」「大手門前広場を活用した宿泊施設設置(トレーラーハウスやキャンピングカー)」「パターゴルフ場を活用したBBQやキャンプ、アーバンスポーツ施設」「天ケ城公園内の遊歩道を活用したアクティビティ施設」などを挙げる。
参加希望者は、ホームページの専用フォームからエントリーを行う。エントリーの内容に基づき、対面またはオンライン等で個別対話(1事業者あたり約60分)を実施する。個別対話でエリアや期間等を協議して、実証実験(トライアル)を行うことも可能。ただし、社会実験としての位置付けとなるため、一定の公益性が必要となる。
対話内容は、今後の事業化に向けた検討に活用するが、公募の実施を約束するものではなく、提案以外の公園や市有地の活用策の参考とする場合がある。提出書類の作成及び対話参加に係る費用は、すべて参加事業者の負担となる。対話結果は、参加事業者の名称や企業のノウハウに係る内容を除き、ホームページで公表する。
詳細はホームページ(ホーム→産業・事業者→公民連携→窓口→[みやPORT]宮崎市公民連携指定テーマ一覧)で確認できる。問い合わせ先は、高岡総合支所農林建設課(電話0985-82-1115、メール37kensetu-u@city.miyazaki.miyazaki.jp)。