▲写真は、挨拶する大羽青年部長、学生交流会の模様
延岡電気工事業協同組合青年部(大羽慶嗣朗部長)は9月19日、県立延岡工業高等学校の生徒を対象とした「学生交流会」を開催した。電気電子科の2年生40人を対象に、電動工具の使用体験を行ったほか、グループディスカッションを通じて電気工事業や地元企業の魅力をPRし、将来の進路選択などをアドバイスした。
進学及び就職を控える学生の不安や悩みについて意見を交わし、魅力ある電気工事業及び地元企業をPRすることで安心して入職してもらおうと、宮崎県電気工事業工業組合は県内各地で学生交流会を開催。今回は、延岡電気工事業協同組合青年部が主催し、親組合や宮崎県電気工事業工業組合青年部協議会の部員が協力した。
主催者挨拶で延岡電気工事業協同組合の工藤定信理事長は、「就職や進学について、色々と試行錯誤していると思う。日頃の悩みや電気について、分からない事があれば先輩方に相談し、話しを聞いて今後の進路選択に役立ててもらいたい」と述べた。
宮崎県電気工事業工業組合青年部協議会の鎌田直樹会長は、「先輩達から電気工事や仕事の内容、やりがい・魅力を聞いたり、電気工具の使用方法を実際に体験してもらう」と開催趣旨を説明するとともに、「皆さんが働きたいと思う職場や都会で働く魅力などを私達に教えてもらいたい」と述べた。
グループディスカッションでは、生徒と青年部員が6つの班に分かれて意見を交換。青年部員は、仕事の内容や休暇、給与等を尋ねる生徒の質問に丁寧に回答し、自身の経験を交えながら、将来の進路選択についてアドバイスした。米良電機産業株式会社が協賛した電動工具体験では、端子の圧着や切断等の作業を体験した。
意見発表では、代表の生徒が「AIや機械も全て電気が必要なので電気工事業はなくならないということを学んだ」「お客さんと最後まで携われることや達成感、自分が作業した箇所がいつまでも残ることが良いと思った」「全く知らない電気の世界があることを知り、今のうちから資格を取って電気の仕事に携わっていきたい」などと発表した。
大羽青年部長は、「交流会を通じて、少しでも電気工事業に興味を持ってもらいたい。今日の体験が、これからの人生の教訓や学びの一つになれば」と期待を込めた。