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4社の可能性調査を支援 脱炭素化技術研究開発

 宮崎県は、2025年度の「脱炭素化技術研究開発支援事業」で株式会社システム技研ら4社の事業を採択した。新エネルギーの活用拡大に資する事業可能性調査や研究開発、実用化研究を支援することで、新エネルギーを活用した脱炭素関連産業の振興を図る。

 採択した4件はいずれも事業可能性調査。県内企業または共同研究グループが研究開発プロジェクトを設定するにあたり、事前に必要な技術動向調査、市場調査又は予備的実験を中心とする調査研究を支援する。補助率は10分の10以内(限度額200万円)。

 採択事業者とテーマは次の通り▽グリーンナッジ株式会社=木質ガス化バイオマス発電から生成されるバイオ炭の再燃料化技術に関する可能性調査▽高千穂シラス株式会社=CO2吸着シラス材の調合と吸脱着熱エネルギー循環モデルの可能性調査▽株式会社くしまアオイファーム=農業残渣(かんしょ)を活用したバイオ炭の炭素固定・土壌改善効果の可能性調査▽株式会社システム技研=微風で発電するマイクロ風力発電機を搭載した農林水産業用IoTシステムの事業可能性調査。