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若手・女性確保へ事例紹介 建設業経営者研修を開催

 建設業振興基金は9月18日、第31回建設業経営者研修を開いた。「若者・女性などの入職促進・定着に向けた経営戦略」をテーマとして、若者や女性の人材育成と定着に取り組む優良企業の経営者らが講演した。

 研修の冒頭、あいさつに立った谷脇暁理事長は、「近年、工業高校への求人は地方でも1000件を超える。人材獲得競争が激しくなる中、強い志で建設業に入職した人はもちろん、軽い興味で入職した人も逃さず定着させることが重要だ」と話した。

 入職促進・定着に関する優良事例の紹介では、2024年度の建設人材育成優良企業表彰で国土交通大臣賞を受賞したヤマグチ(鹿児島県霧島市)の山口秀典代表取締役副社長が講演。採用から定着・人材育成までを一連の流れと捉えた上で、会社の魅力や方向性といった価値観を重点的に伝えることで、入職前後に入職者が感じるギャップを低減し、人材定着を実現した。

 建設人材育成優良企業表彰で優秀賞を受賞した加和太建設(静岡県三島市)の河田亮一代表取締役は、若手が育つ仕組みづくりをテーマに講演した。まちの課題解決プロジェクトを入社直後に実施するなど、新入社員が当事者意識を持って仕事に向き合い、能動的に学べる環境を整備することで若手人材の成長を促しているとした。

 女性の入職促進・定着に向けた活動も紹介。女性技能者協会の前中由希恵代表理事と、建設産業女性定着支援ネットワークの須田久美子幹事長がそれぞれ講演した。この他、建設業振興基金の長谷川周夫専務理事が「バックオフィスDXの促進」をテーマに講演した。