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人や地域をつなぐ橋に感謝 宮崎「橋の日」実行委員会

      

▲橋の日イベントの模様

 毎年8月4日は「橋の日」。人や地域をつなぐ橋に感謝し、郷土愛を深めることを目的とした「橋の日」イベントが、4日に宮崎市の橘橋で行われた。今回で39回目となるイベントには、多くの市民や地元企業、行政及び関係団体の職員、橘橋周辺の学校に通う学生らが参加し、早朝から橘橋の清掃作業に心地良い汗を流した。

 延岡市出身の湯浅利彦氏が提唱した8月4日の「橋の日」は、地域の生活や文化に密接な関わりを持つ河川や橋に感謝し、郷土を愛する心と河川の愛護・浄化への関心を育むもの。1986年に延岡市で初めてイベントが開かれ、2015年には全国47都道府県で開催されるようになり、その動きは市町村にまで広く浸透している。

 橘橋で行われた献花式では、出席者を代表して宮崎「橋の日」実行委員会の大田原宣治会長(代理=森田千尋副会長)や宮崎市の清山知憲市長、国土交通省九州地方整備局宮崎河川国道事務所の大嶋一範所長が挨拶。森田副会長や清山市長、大嶋所長、地元学生をはじめとする代表者が、橋への感謝を込めて、親柱に献花を行った。

 参加者は、事前に準備されていた雑巾を使って、手分けをしながら下流側の高欄を綺麗に磨き上げた。森田副会長は、「各地に架けられている橋は、先人が苦労して私達に残してくれた貴重な地域資源。橋にふれあい、橋の役割に思いを馳せ、橋に感謝するイベントを通じて、故郷を愛する気持ちを育んでもらいたい」と話した。

 宮崎「橋の日」実行委員会では、私費を投じて初代橘橋を架けた福島邦成氏の紙芝居の上演や、とんところ地震を題材とした絵本の寄贈、SNS等による土木遺産・土木インフラの魅力発信、パンフレット等による「橋の日」記念日の広報活動、自治体での橋の日のイベント支援などに積極的に取り組んでいる。

■点字ブロックを高圧洗浄

 宮崎県鋼橋コンクリート構造物塗装協同組合(堂地隆一理事長)は、8月4日に宮崎市の橘橋で行われた「橋の日」イベントで、橋梁上の点字ブロックを洗浄する奉仕活動を行った。作業には、組合員が所属する企業から多数の職員が参加。歩行者や自転車の往来に注意しながら、高圧洗浄機を使って汚れを綺麗に取り除いた。

 堂地理事長は、組合員の保有する技術や人材、資機材を活用した地域貢献活動の一環であることを踏まえつつ、「橋梁に特化した塗装を生業とする私達にとって、橋に感謝するイベントに貢献できるのは、とてもありがたいこと。活動を通じて、組合員の意識の向上を図り、仕事に対する誇りを高めたい」と話した。