公募型プロポーザル方式で「市営住宅一ケ岡D団地・一ケ岡E団地集約建替事業(南街区)」の事業者選定手続きを進めていた延岡市は、最優秀提案者に上田グループを特定した。PFI法に基づく特定事業(BT方式)として、既設住宅の解体撤去や新たな市営住宅の整備(20戸)に係る調査・設計・施工・工事監理等を一括発注する。
1972~74年建設の両団地は、経年劣化に伴う施設の老朽化が進み、バリアフリー化や脱炭素化、駐車場等の住環境整備、防災減災への対応が課題となっている。このため、PFI方式で両団地の集約建替を実施することにより、民間事業者の事業機会の創出や民間投資の喚起を図り、市民に低廉かつ質の高いサービスを提供する。
両団地の集約整備は、一ケ岡D団地を南街区(第1期事業)及び北街区(第2期事業)の2つの街区に分割して実施。今回の第1期事業では、南街区の既存住宅(住戸72戸、附帯施設及び共同施設を含む)を撤去し、跡地に新たな市営住宅(住戸20戸、前同)を整備する。別途実施する第2期事業では、住戸112戸の整備を計画する。
南街区(第1期事業)の事業範囲は、▽事前調査▽既存住宅の解体撤去▽造成工事(既存擁壁の除却・更新のみ)▽建替住宅の整備▽再生可能エネルギー設備の整備▽会計実地検査の支援―など。事業期間は2025~29年度とする。
プロポーザルでは、建替住宅や既存住宅の解体及び造成工事等の設計を行う「設計企業」、同じく工事監理を行う「工事監理企業」、同じく建設を行う「建設企業」で構成するグループを対象に技術提案を求め、見積価格の確認、基礎審査、定性的審査、定量的審査を経て、優先交渉権者に上田グループを特定した。
代表企業は上田工業で、構成企業は市浦ハウジング&プランニングと小嶋凌衛建築設計事務所の2社。同グループの提案価格(税込)は8億7450万円。プロポーザルでは、税込の提案上限価格を8億7501万8000円としていた。