▲写真は挨拶する岩切社長、大会の模様
株式会社岩切建設(岩切洋代表取締役社長)と安全協力会(坂本昌毅会長)は7月4日、高鍋町内で2025年度の安全大会を開催した。大会には、同社社員及び協力会の社員ら多数が参加。安全表彰や安全講話、安全宣言を通じて、参加者は更なる安全意識の高揚を図り、無事故・無災害の達成に邁進することを誓った。
開会にあたり、安全協力会の坂本会長は、多数の参加に感謝の意を示すとともに、「安全講話の内容をしっかりと聞いて、現場の活動に活かしてもらいたい」と呼び掛けた。
岩切社長は、「昨年度も事故や災害が発生することなく、無事に業務を遂行することができた」と関係者の協力に感謝の意を示すとともに、全国安全週間の趣旨やスローガンを説明。「誰もが安全に働くことができる職場環境を築くためには、第14次労働災害防止計画に基づく対策を着実に推進する不断の努力が必要だ」と述べた。
一方で、従事者の高齢化や担い手不足により、工事の停滞、人手不足倒産、一人あたりの業務時間の増加といった負のスパイラルの影響が懸念されるとして、これをカバーするためにも「生産性向上の為のツールやアプリの活用、適正な工期設定等の取り組みが重要」であり、発注者や顧客に対して理解を求めていく考えを示した。
岩切社長は、「更なる緊張感を持って安全対策を着実に実践することが、職場の安全を支える基本」であることを強調し、「今大会を契機に、労働災害防止の重要性に対する認識を更に深め、安全で快適な職場環境を創造していくことを切に願う」と述べた。
安全表彰では、宮﨑ユニット工業と東海電気工事に対して、岩切社長が表彰状と記念品を贈呈。受賞者謝辞で宮﨑ユニット工業の巣山英司氏は、「今年度の全国安全週間のスローガンを目標に、更なる職場の安全意識の向上に努めていく」と意気込みを述べた。
安全講話では、労働安全コンサルタントの福山栄隆氏が、宮崎県内に於ける労働災害の発生状況や過去の事故事例の発生要因、再発防止策を説明。一流のプロスポーツ選手が試合に臨む姿勢や、目標達成や問題解決のために使われるマンダラチャートを「安全」に置き換えて説明し、プロ意識を持って現場に臨む心構えなどを説いた。
安全宣言では、工務部工務課の新名秀悟主任が「今大会を機に安全の重要性を深く認識し、毎日の現場作業に於いて無事故・無災害を目指し、健康に気遣い、明るい家庭と職場づくりを築くよう努力する」と力強く宣言した。
大会では、住宅工事部の安藤賢次部長が「住宅施工要領及びアンドパットの活用」について説明を行ったほか、リフォーム部リフォーム課の金子和平課長が顧客アンケートの結果を報告した。