▲写真は挨拶する平水会長、淵上社長、大会の模様
株式会社淵上組(淵上定一郎代表取締役社長)と協力会社で組織する労働安全衛生協議会(平水錠司会長)は7月29日、小林市内で2025年度の労働安全衛生協議会安全大会を開催した。大会には、同社の社員及び協議会の会員ら多数が参加。大会を通じて安全意識の高揚を図り、災害ゼロの現場づくりに邁進することを誓った。
大会は、社員及び協力会社が一堂に集い、安全に対する意識を高める年に一度の機会として、毎年開催しているもの。今期の安全スローガンには「声かけで 広がる安全つながる和 周りに誇れる安全職場」「イライラは あたなの心の 赤信号」を掲げた。
大会で挨拶に立った協議会の平水会長は、連日、気温40度に迫る酷暑が続く中、今年6月から熱中症対策の義務化が施行されたことに言及。自身が内装関係の工事を手掛け、屋内の作業でも相当な暑さを感じるとしたうえで、「体調に気を付けて、安全第一で高品質の仕事を心掛けていこう」と参加者に呼び掛けた。
続いて挨拶に立った淵上社長は、7月1日~7日に展開された全国安全週間のスローガンに掲げる「多様な仲間」に着目。外国人労働者の増加を念頭に、「多様な人達と仕事をする機会が増えてくる」としたうえで、社員同士及び協力会社との連携も含めて「コミュニケーションを図ることが安全に対する一番の近道」と訴えた。
一方で、劇団四季の創立者で演出家の浅利慶太氏の教え「慣れだれ崩れ去れ」を引き合いに、慣れや油断が重大事故に繋がりかねないことを説明。「一人ひとりが高い意識と緊張感を持って仕事に取り組めば、安全第一の良い仕事ができる」として、互いに良い関係を構築しながら「良い人と良い仕事をしていこう」と呼び掛けた。
表彰式では、現場の労働災害防止に対する取り組みが顕著だった有限会社野尻カッター工業に対して、平水会長が表彰状と記念品を贈った。
安全講話では、講師を務めたコマツ宮崎グループ安全衛生・危機管理室の土橋邦夫室長が「熱中症による労災防止」をテーマに講演。熱中症による死傷者数の推移や熱中症を疑う症状を重症度別に解説するとともに、熱中症による死亡災害のほとんどが「初期症状の放置と対応の遅れ」であることを説明した。
土橋氏は、しっかりと朝食をとることや十分な睡眠を確保すること、暑さに身体を慣らしておくことが熱中症の予防に繋がるとしたうえで、発症時に於ける救急処置のポイントも解説。熱中症対策の義務化で事業者に求められることを説明するとともに、少しでも体調に異常を感じたら、周囲に訴えることが大切だと説いた。
参加者を代表して安全宣言を行った淵上組の片地静馬氏は、「『安全は全てに優先する』という揺るぎない信念のもと、一人ひとりが誇りと覚悟を胸に、仲間と自分を守る行動に全力で取り組む」と力強く宣言した。