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管内小学校で奉仕活動を実施 東諸地区建設業協会青年部

      

▲写真は活動の模様

 東諸地区建設業協会青年部(寺田武志部長)は7月15日、管内の学校施設を対象とした2025年度の公共奉仕活動を実施した。建設業に於ける地域貢献活動の一環として、毎年実施しているもの。早朝から青年部員が集合し、宮崎市立高岡小学校の階段整備や枕土のう設置、穆佐小学校の側溝清掃に心地良い汗を流した。

 協会玄関前で行われた出発式で寺田部長は、毎年実施している活動の意義を強調するとともに、熱中症に気を付けて、安全第一の作業を心掛けるよう呼び掛けた。同協会の中馬洋一副会長は、これからの建設業界を担う青年部員が、児童達を前に作業を行うことで、建設業界のイメージアップに繋がることも期待した。

 宮崎県高岡土木事務所の猪俣栄進所長は、長年にわたる青年部の献身的な活動に感謝の意を示すとともに、子ども達が建設業の仕事を知る機会と捉え、「皆さんの活動を通じて、建設業が地域の社会インフラの整備や維持管理などを行っていることを知ってもらい、将来の担い手の確保・育成に繋がれば」と期待を込めた。

 参加した部員は、二手に分かれて各校に移動。高岡小学校では、長年の降雨等で地面の土砂が流出し、1段目の段差が大きくなった階段の補修作業を行った。段差を緩やかにするため、土砂が流出した箇所に型枠を設置してコンクリートを流し込み、新たな1段目を作成して、低学年の児童も使いやすいようにした。

 高岡小学校ではこのほか、グラウンドの土が敷地外の側溝に流出しないよう、境界部分に枕土のうを設置するとともに、コンクリートを流し込んで周囲を固めた。一方、穆佐小学校では、校舎周囲の側溝内に堆積した土砂の撤去を実施。手際よく側溝の蓋を取り外し、堆積した土砂をすくい上げて、トラックに積み込んだ。

 学校関係者は、「教職員やPTAではできない作業で、とてもありがたい」などと話した。