建設ネット企画画像 四角 四角

誰もが安全・安心に働ける職場 小園工務店と協力会

      

▲写真は挨拶する外山会長、総会、安全大会の模様
 株式会社小園工務店(小園隆司代表取締役)と安全衛生協力会(外山真二会長=宮崎電業)は、7月11日に宮崎市内で協力会の総会を開催し、2024年度事業報告及び収支決算報告、25年度事業計画案及び収支予算案などを原案どおり承認した。25年度の安全大会も同時開催し、参加した同社及び協力会の会員が災害への備えについて学んだ。

 総会で挨拶に立った外山会長は、全国安全週間のスローガンを引き合いに、年齢・性別・国籍・経験など多様な背景を持つ人達が共に働く現代で、誰もが安心・安全に働ける職場環境を築いていく必要性があるとのメッセージが込められていると指摘。

 会員企業の現場でも多様性が求められる状況が徐々に増えてきているとして、安全大会で行われる安全講話を参考に、誰もが安全・安心に働ける職場環境づくりや実効性のある安全確保に努めてもらうよう呼び掛けた。

 議案審議では、24年度事業報告及び収支決算報告、25年度事業計画案及び収支予算案を原案どおり承認。25年度の事業計画では、安全パトロールや安全大会、総会及び新年会、役員会の開催のほか、優良事業の視察や重大災害が発生した場合に調査を実施することを確認した。

 続けて行われた安全大会では、株式会社フジタOBで労働安全コンサルタントの迫間正人氏を講師に招き、「安全は全てに優先する」をテーマに講演を実施。迫間氏は、東日本大震災での経験をもとに、宮崎でも甚大な被害の可能性がある南海トラフ地震に関連付け、地震や津波が起きた場合の対処方法や、事前準備の重要性、行動指針の統一化などを解説し、臨機応変な対応や定期的な訓練がいざという時に命を救うと説いた。

 安全大会後には懇親会も行われ、参加した会員が互いに歓談を楽しみながら、情報交換を行うなどしていた。