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「かもしれない」と考え行動を 湯川建設と協力会社

      

▲写真は挨拶する湯川社長、大会の模様

 湯川建設株式会社(湯川鶴三代表取締役社長)は6月20日、延岡市内で2025年度の「安全大会」を開催した。大会には、同社及び協力会社の社員が多数参加。今年度の安全スローガンに「『かもしれない』と考えることが事故防ぐ 『かもしれない』と考えることで意識を変える」を掲げ、無事故・無災害の達成に邁進することを誓った。

 挨拶に立った湯川社長は、関係者の協力により、無災害を達成できていることに感謝の意を示すとともに、これが日々の努力の積み重ねの成果であることを強調。今年度の安全スローガンの趣旨に言及し、どのようなケースや場所でも「かもしれない」と考えて行動することで、その後に起こり得る事態を未然に防ぐ意図があると説明した。

 湯川社長は、今年度のスローガンを念頭に「互いに声を掛け合いながら、安全意識を高め、安全活動を実践し、今まで以上に安全な職場を目指していこう」と呼び掛けた。

 表彰式では、協力会社表彰や社員表彰、永年勤続表彰の受賞者に表彰状と記念品が贈られた。受賞者を代表して謝辞を述べた染谷修氏(㈲大和開発)は、「今回の受賞は身に余る光栄であり深く感謝する。受賞を大きな励みとして、企業・業界の更なる発展のため、安全確保に努め頑張っていく」と意気込みを語った。

 協力会の濱田清隆会長(浜田建設)は、「労働災害のほとんどは、起こった後に『あの時こうしておけば防げたのではないか』と思えることが多々ある。本日の大会を契機に、安全意識の原点に立ち返り『あの時こうしておいてよかった』と常に先回りした安全対策を行った職場づくりに協力していきたい」と挨拶した。

 炭倉大樹氏(謙皇産業)は、「協力会社全員で災害防止活動の重要性を再認識するとともに、今年度の安全スローガンのもと、快適な職場環境づくりに、そして人命尊重と社会的責任の基本理念に基づき、労働災害ゼロの実現に向けて邁進する」と力強く宣言。全国安全スローガンと湯川建設の安全スローガンを全員で唱和した。

 大会ではこのほか、労働安全コンサルタントの植松力男氏を講師に招き、「安全な職場をつくるために~宮崎県の災害発生状況と労働安全法改正について~」と題した安全講話も実施。全国及び宮崎県内で発生した建設現場における事故の発生状況や事例等を紹介し、安全な現場をつくるためのポイントを解説した。

 安全表彰の受賞者は次のとおり(敬称略)。

*協力会社表彰
▽優秀施工賞=浜田建設、
▽優良施工賞=㈲大和開発、蔵田建設、進光産業
▽安全表彰=クロキ、栄高産業
▽感謝状=川野圧送建設工業
▽優秀施工者=植田伸二(浜田建設)、尾崎尚一朗(㈲大和開発)、猪狩誠司郎(原田)
▽優秀技術者=吉田恵記(浜田建設)
▽感謝状=炭倉大樹(謙皇産業)、柄浦淳(エウラ重機)

*社員表彰
▽若手優秀技術者=中尾竜太
▽最優秀賞=伊藤泰邦、中尾竜太、甲斐元茂
▽優秀賞=椎葉伸二、湯川守人、三重野徹、橋口泰蔵
▽若手技術者=谷寿紀
▽永年勤続表彰=田中輝彦、椎葉伸二。