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安全で働きやすい職場づくりへ 藤元建設グループ

      

▲写真は挨拶する藤元社長、大会の模様

 株式会社藤元建設と有限会社藤商、有限会社藤元運送は6月13日、国富町内で2025年度の安全大会を開催した。大会にはグループ各社及び協力会社の職員が多数参加。安全表彰や安全講話、安全宣言を通じて、参加者は更なる安全意識の高揚を図り、無事故・無災害の達成に向けて、一丸で邁進していくことを固く誓った。

 挨拶に立った藤元建設の藤元建二代表取締役は、同社施工の現場に於ける関係者の安全に対する意識と行動が、ここ数年の無事故・無災害に繋がっていると指摘。引き続き、社内パトロールや現場内での安全確保の徹底に努めるとともに、厳しい暑さが予想される夏本番に向け、熱中症対策などの健康管理にも留意するよう求めた。

 一方で、「建設業が地域の守り手・命の守り手として、最前線で災害復旧や支援活動に取り組んでいることを忘れてはならない」と強調。社会基盤を担う業種であるからこそ、安全かつ安心に働くことが何よりも重要として、安全意識の高揚を図る有効な機会と大会を位置付け、「一層の安全推進活動に努めてもらうよう願う」と呼び掛けた。

 さらに、「友和・団結・向上」の社訓のもと、安全で明るく働きやすい職場づくりと社員の充実した生活の実現のため、全員で協力して取り組んでいくことを誓った。

 表彰式では、優秀技術者賞を受賞した首藤明氏、功労技術者賞を受賞した▽神田年美氏▽駒山広志氏▽岡元孝二氏▽黒木規之氏▽後藤勝文氏―の5人、協力業者表彰を受賞した平田技研、優良現場賞を受賞した日髙孝文氏と弓場元涼一氏のほか、安全標語及びエコ標語の入賞者に対して、藤元社長から表彰状と記念品が贈られた。

 優良現場表彰を受賞した「大淀川河川災害復旧工事」について発表を行った弓場元氏は、「工事完成に至るまでに多くの困難があった。今後着手する現場にこの経験が活きてくる」と意気込みを語った。

 安全講話では、株式会社アサヒビールコミュニケーションズBPO事業本部の矢部麻衣氏が「人とお酒のイイ関係」をテーマに講演。アルコールパッチテストを利用した体質別アドバイスなどを通じて、飲酒に関する基礎知識を学んだほか、「適正飲酒の10箇条」の実践を推奨し、正しいお酒との付き合い方を解説した。

 安全宣言を行った横山雄三氏は、「注意力向上と作業リスクの再確認」を第一に掲げ、安全作業を推進するにあたり、明るく元気な挨拶や現場内の整理整頓、始業点検・安全運転を通じた重機作業による事故ゼロ、こまめな休憩と水分・塩分補給を徹底して熱中症を防止するなどして、ゼロ災害の職場づくりを目指すと誓った。