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社会基盤など6分野で施策 第3次日向市総合計画

 日向市は、中長期的なまちづくりの指針と位置付ける「第3次日向市総合計画」を策定した。計画期間は、2025~32年度の8年間で、このうち前期基本計画が25~28年度の4年間。目指すべき都市の将来像に「人と自然が響き合い、にぎわいあふれる共創のまち日向」を掲げ、実現に向けた各種施策を展開する。

 前期基本計画では、▽子育て・教育▽健康・福祉▽産業・交流▽生活環境▽社会基盤▽人権・市民協働―の各分野ごとに取り組むべき施策を整理。このうち、計画期間内に優先的かつ重点的に取り組む施策を「重点戦略」と位置付け、市が抱える課題の解決や人口減少の抑制を図りながら、地域ビジョンの実現を目指すとした。

 このうち社会基盤分野では、計画的な土地利用による都市空間の形成や中心市街地の活性化、空き家対策、生活の質を高める都市基盤と住環境の整備、市営住宅の整備と住宅セーフティネットの推進、広域交通網の整備促進、市道の整備と適切な維持管理、港湾施設の整備促進、美しい景観の保全と形成などに取り組むとした。

 子育て・教育分野では、安全・安心な教育環境の整備や図書館サービスの充実などを推進。農業・交流分野では、企業誘致や企業の技術革新支援、スポーツ施設の整備と活用、農村環境の維持と生産基盤の整備などに取り組む。生活環境分野では、再生可能エネルギーや省エネの推進、健全で持続可能な上下水道事業の運営などに取り組む。

 一方、重点戦略に関しては、「安心してこどもを産み育てられるまち」「安全・安心で利便性の高いまち」「安定した雇用と稼ぐ地域」「地域資源を生かした交流人口の創出」などを基本目標に掲げ、合計特殊出生率や一人当たり製造品出荷額、観光入込客数、自治会(区)の新規加入世帯数に目標値を設定した。

総合計画の概要版