▲写真は挨拶する松浦会長、清水会長、総会の模様
宮崎県鳶土工業連合会(松浦秀次会長)は6月12日、宮崎市内で2025年度の「定期総会」を開催した。一般社団法人日本鳶工業連合会(日鳶連)の清水武会長を来賓に招き、24年度事業報告及び収支決算、25年度事業計画及び収支予算案を原案どおり承認した。このほか、宮崎県鳶技能士会の24年度事業経過等について報告があった。
総会で挨拶に立った松浦会長は、建設業界及び鳶土工事業者にとって厳しい状況が続く中、特に安定した賃金の確保や深刻化する職人不足に対して危機感を示し、「持続可能な業界とするためにも、各自の意識改革と協力が不可欠」であると強調。
より一層の技術の継承や向上、若手の育成に力を入れていく考えを示すとともに、地域社会から信頼される連合会を目指していくと意気込みを述べた。
来賓挨拶で清水会長は、日本鳶工業連合会の発足から今年で60年を迎えることを報告。「多くの方々の協力のおかげで、ここまで来ることができた」と感謝の意を示し、更なる発展を目指していく考えを示した。
そのためにも、国や行政に対する要請・嘆願を適宜行っていくと強調。特に、労務単価に関しては、昨今の物価上昇に追いついていない現状を指摘し、「チーム日鳶として、協力して頑張っていきたい」と呼び掛け、活動に対する理解と協力を求めた。
議案審議では、25年度の事業計画として、関連団体の会議等への参加や技能検定に係る準備講習会及び試験の実施、国土交通省や宮崎県県土整備部との意見交換会、特別教育等の講習会の開催、外国人技能検定の実施、会員間の親睦・交流を図るレクレーション事業等に取り組むことを確認した。