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変化する時代に対応、歴史ある企業に 佐藤塗装店

      

▲写真は挨拶する堂地社長、大会の模様

 株式会社佐藤塗装店(堂地隆一代表取締役社長)とガイソー宮崎店は6月11日、宮崎市内で2025年度の「安全協議会」を開催した。協議会には、同社及び協力会社の職員が多数参加。安全講話や安全表彰等を通じて、参加者は安全意識の更なる高揚を図り、無事故・無災害の達成に向けて、一丸で邁進することを固く誓った。

 挨拶で堂地社長は、今年度の全国安全週間スローガンである「多様な仲間と 築く安全 未来の職場」の趣旨を説明。一人ひとりが安全意識を高め、互いに協力し合うことで安全な職場環境を築き、未来の職場を創造していく強い決意が込められているとして、災害ゼロの快適な職場環境づくりを目指していこうと参加者に呼び掛けた。

 また、6月から施行された熱中症対策の義務化を踏まえ、万全の対策を講じて、働く人の健康を守っていく必要があると強調。日々の体調管理や水分補給の徹底はもとより、声掛けやコミュニケーションを通じて、徹底した熱中症対策に努めるとともに、時代の流れにも適切に対応し、未来に向けて歴史ある企業へ進化していく決意を示した。

 安全講話では、建設業労働災害防止協会鹿児島県支部の福元英幸安全管理士が「建設業における労働災害防止対策」をテーマに講演。はしごや脚立、屋根上からの墜落・転落災害について、過去の事例を踏まえた再発防止策を解説するとともに、脚立の天板に注意喚起シールを貼付するなど「安全の見える化」を徹底するよう呼び掛けた。

 同社工事部の黒田哲治課長と日髙将樹氏、ガイソー営業部の巣山政文次長、原川雄大主任、鈴木孝幸氏の5人によるトラブル事例の紹介では、現場で起こり得る施工時の事故等とその対策について説明。実際に発生した施工時の事例写真をもとに内容を解説し、再発防止に向けた対策の徹底を周知した。

 巣山次長は、施工写真の撮り方についても説明。「いい写真はいい仕事の証」として、信頼・品質管理のためにも、写真一枚から力を入れるよう呼び掛けた。

 表彰式では、現場での安全に対する積極的な取り組みが評価されたとして、最優秀安全賞を受賞した甲斐興業に対して、堂地社長が記念品を贈呈した。

 協議会を総評した鈴木氏は、「日々の作業の中で、慣れや焦りが思わぬ事故を招く。だからこそ一つひとつの行動に安全という意識を持ち続けることが大切」として、引き続きの安全第一の作業を徹底するよう参加者に求めた。