▲写真は挨拶する安田前理事長、島田新理事長、総代会の模様
宮崎県電気工事業工業組合(安田耕一理事長)は6月5日、宮崎市内で2025年度の通常総代会を開催した。総代会では、24年度事業報告及び収支決算書、25年度事業計画案及び収支予算書案を原案どおり承認。任期満了に伴う役員改選では、8期16年にわたって理事長職を務めた安田氏が勇退し、新理事長に島田博良氏が就任した。
挨拶で安田理事長は、今総代会を以て理事長を退任することを報告。電気工事技術者による技能競技大会で本県代表選手が優秀な成績を収めたこと、先月29日に行われた宮崎県中小企業団体中央会の創立70周年記念式典で、地区協会や青年部協議会が表彰されたことなどを振り返り、組合員及び役員の力添えに感謝の意を示した。
安田理事長は、社員を大切にするなど、自身の人生の師匠からの教えを胸に、社業や業界の発展に努めてきたエピソードを紹介。さらに、青年部協議会の取り組みに敬意を表し、「青年部が素晴らしければ、業界も発展するし、将来は明るい」としたうえで、「今後も宮崎県工組が大きく成長、発展することを切に願う」と期待を込めた。
議長団に横山義和氏、山本登志彦氏を選出して行われた議案審議では、24年度事業報告、24年度収支決算書等、25年度事業計画案、25年度収支予算書案、任期満了に伴う役員改選などの各議案について慎重に審議を行い、いずれも原案どおり了承した。
25年度の事業計画では、一般用電気工作物調査業務の円滑な遂行に向けて、調査実働機関としてのレベルアップを図るとともに、組織の強化や組合員数の確保、業務効率化や省力化、顧客のニーズに対応するための各種研修会の開催、資格取得を支援する受験準備講習、将来の担い手育成及び教育活動などを実施することを盛り込んだ。
これを踏まえた重点項目として、総務厚生委員会は▽組合員の社会的な地位向上の推進▽適正価格による安定経営の推進▽経営近代化の推進▽情報化社会に関する組織的対応―などを掲げ、特別部会は▽申込入力センター事業の円滑運営▽宮崎県電工組女性部設立に向けた準備▽宮崎県との防災協定締結に向けた準備―などを掲げた。
また、技術経営委員会は▽第一種電気工事士定期講習受講の促進と第一種電気工事士の社会的位置付けの確立▽各種資格取得の推進、技術の向上、新規事業分野への参入拡大に関する研究と情報収集▽一般用電気工作物調査業務の円滑運営と協力支援▽電気設備保守センター運営の充実強化▽電気使用安全月間運動の推進―を掲げた。
一方、役員改選で新理事長に選出された島田氏は、「皆さんの力が無ければ、組合の運営もままならない。頑張っていくのでご協力をお願いしたい」と呼び掛けた。
新役員は次のとおり(敬称略)。
▽理事長=島田博良(島電工)
▽副理事長=宮元進一郎(宮元電設)、工藤定信(工藤電業)、甲斐繁義(甲斐電工)
▽専務理事=岩本好史(トーエイ電設)
▽理事=中城直範(中城電設)、和田均(和田電工社)、鈴木茂(黒木電気工事店)、伊東昌寿(岩崎電管工業)、久木山克信(久木山電気工事)、中村吉伸(電工社)、佐野泰寛(佐野電気)、開地俊昭(カイチ電設)、長野一正(ナガノ電設)、児玉昭夫(児玉電業)、内田智洋(内田電設)、平岡雄二(平岡電気工事店)、大正水流博(大正水流)、大鶴一憲(大鶴電気商会)、鎌田直樹(栄進電工)
▽監事=田上祐樹(田上電業)、柏田浩樹(柏田電業社)、山本登志彦(東光電気工事)。